30数年間もの間、丁寧に丁寧にいい板だけを世に送りだし続けている、 TSSCというサーフボードメーカーが四国にある。数あるメーカーの中でも『僕はTS の板しか乗らない!』という昔からのFAN は多くいる。それを物語るかのようにボードのクオリティーには、絶対の信頼があり、メインライダーに、カービー福永や中山徳彦、窪田聡、村上瞬、セスモニーツなど、多くのTOP サーファーもサポートし続けている。シェイパー陣には、20000本以上のシェイプをし、既にベテランの域に達している 造道 卓 やハワイノースショアに毎年長期滞在し、常にポジティブなマインドで皆を引っ張るソウルサーファー 中山“matchi”徳彦。ゴードン・ハンセン、クリス・ケイセン、グレン・ミナミなど、わくわくするマジックボードをサーファーに提供してくれている。そのサーフボードファクトリー『TSSC』のオーナーであり、この大所帯をケアし、マネージメントする、小野 泰司 氏 に GO NAMINORI が独占インタビューを行った。
PHOTO : KIRBY FUKUNAGA / TEXT : 中原 直夏
PHOTO : KIRBY FUKUNAGA / TEXT : 中原 直夏

INTERVIEW
Q1 , サーフィンを始めたキッカケとサーフィン歴を教えてください。
高校の終わり、サーフィンに填っていた友人に強引に勧められ磯ノ浦で初サーフィンすることになり、何本目かでテイクオフすることができたんですよ(幸か不幸か)。 今でも覚えていますけど、ほんとうに、嬉しかったです。あれから、38年になります。

Q2 , サーフボードファクトリーを始めたキッカケを教えてください?
大阪にサーフィンの先駆者でお洒落な人達が、ウィリーウィリーというサーフィンクラブを作っていたんです。その方々との出会いが人生を左右することになりました。 最初にヒッキャン(疋田氏)その後、ジローさん(北村氏)に出会い、サーフィンだけでなく、音楽やファッションそして、この場ではちょっと言えないような事まで親切に教えていただきました。特にヒッキャンにはね! 勉強になりました。ありがとうございました。このお二人と深い関わりがあったのがテリーさん(篠原氏)で、その当時カリフォルニアで彼がシェイプしたウィリーウィリーサーフボードを日本に送っていたんです。 シェイプだけでなくデザインも斬新で、カリフォルニアの匂がするというか、他のボードとは一線を画していたので入荷したらすぐに売り切れ状態でした。 その後、大学も卒業間近で就職も決まらず、どうしよう? 悩んでいた時、絶妙のタイミングで、テリーさんがカリフォルニアから帰国し四国でサーフボードファクトリーを始めると聞き”これしかない!”と即決!! 是非とも参加したいとお願いして参加させてもらうことになったんです。人の出会いって、おもしろくもあり、大切ですよね!最近、特にそう思います。

Q3 , サーフボードファクトリー経営で、大変なことと続けていて良かったことを教えてください。
好きで始めた事なんで、あまり如何の斯うのといいたくないのですが、強いて言うならば”継続させてゆくこと”かな。 この間、ボードを買っていただいたお客さんが生見でサーフィンの帰りに寄ってくださり、このボードに乗って人生観が変わりました。今までなんて無駄な時間を過ごしていたんだろうと思いました。 ありがとうございました。と、この時は、正直嬉しかったです。言葉だけじゃなく、このことを伝えにわざわざ帰りに寄っていただいたことにも感謝しています。こちらこそ、ありがとうございました。
Q4 , 四国の良いところを教えてください。
風光明娼・水が綺麗で温暖な気候そしてなによりビーチ・リーフ・河口の波質に恵まれており、特に河口・リーフは世界に誇る一級のポイントが多数ある。 それと、魚介類が新鮮で特においしいですね。あと、のんびりとゆったりと過ごしたい方にはお勧めです。 是非、一度おこし下さい。(観光協会のPRみたいになりましたけど)

Q5 , 今までで、一番印象に残っているTRIP を教えてください。(海外と国内)
海外ではメンタワイボードトリップ。波にも恵まれ、一緒にいったメンバーもよかったので最高に楽しむことができました。国内では、色々とあるんだけど今回は波を優先させていただきました。 2006年6月大会のため中村に向かった途中の河口。天気は晴れて風は無く3~4フィートで身体のどこにも触れず80%の確率でチューブをメイクできた。 ローカルの方々も10年に1度と言わしめた極上の波を体験できたミニトリップ。

左から、松尾 博幸、戸倉 康守、中山 徳彦、小野泰司、カービー福永、窪田聡、黒木雄一(敬称略)
Q6 , マジックボードに出会うためには、何をすればいいですか?
先ずTSSCの試乗ボードに試乗してください。そして、そのインプレッションを基に、自分はどんなボードを欲しているのか詳しくお聞かせください。そうすればかなり高い確率でマジックボードに出会えるでしょう。

Q7 , TSSC の今後の展望を教えてください。
未曽有の大震災による被害で、特に放射能に関する正確な情報が未だ不透明なままだ。一刻も早く詳しい情報公開をお願いしたい。そして、その事を見据えた展開が急務。
Q8 , 今回の東北の大地震が気がかりだと思いますが、被災地に向けてメッセージをお願いします。
昨年の9月被災地の仙台で、プログレスサーフ主催のサーフィンコンテストがあったんです。ビーチキャンプをしながらコンテストも開催するというスタイルで新鮮でめっちゃ楽しかったです。 運営するチーム員の方々は、大変だったと思いますが最高でした。 1日も早く、また一緒にサーフィンできる日を楽しみにしています。そして、同じスタイルでまたコンテストができればと願っています。

小野泰司 プロフィール
■1977年(昭和52年) サーフィンカルチャーの中心であるカリフォルニア・ハワイでサーフボード製造のノウ・ハウを学んだテリー篠原氏と、友人の北村滋郎氏の共同経営により、ウイリーウイリーサーフボードとして創業しました。創業メンバーは、小野泰司(現代表者)・高橋良輔氏・カリフォルニアからドゥルー・ジョージの両氏が、参加、四国 徳島県海部郡牟岐町内妻において最初のサーフボードマニュファクチャーがスタートした。■1980年(昭和55年) テリー篠原氏が代表となり同町、大戸79-2に工場を新設移転、テリー・シノハラシェイピングカンパニーを設立しました。ブランド名の由来は、創始者の名前に基づいた会社名テリー・シノハラ・シェイピングカンパニーの頭文字からTSSCと、名づけました。
■1988年(昭和63年) 代表者のテリー篠原氏は、他のビジネスを始めるため現代表者の小野 泰司に会社を移譲。
■1990年(平成2年) 有限会社オノグラスワークスに社名変更しTSSCはブランド名として再スタートしました。
■2001年(平成13年) 同町、河内450番に工場を新設移転し現在に至る。
TSSC SHOWROOM
〒775-0007 徳島県海部郡牟岐町内妻白木121-11
TEL.0884-72-1981 FAX.0884-72-1981
http://tsscsurf.com/

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