湘南のなぎさを知る 海のためのみず ~環境再生 - 動き出したダムや堰の見直し~ 4月23日(金) 19:30~21:00 (要予約:定員40名) スピーカー: 清野 聡子 (九州大学大学院工学研究院環境都市部門准教授)、 川島 勉 (<サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン>海岸調査チーム) 「海のための水」とは、川から栄養分や土砂を海に運ぶ水のことで、海の生物の生息環境や海岸・干潟の維持に不可欠な水です。 海の生態系の変化や海岸侵食など、海のようすがおかしいのは、川からの質の良い水が供給されないことが大きな要因です。 ところが、日本では水を分配する社会の仕組みのなかに「海」は入っていませんでした。 近年、河川/沿岸/海岸の環境再生は重要性が増し、動き出したダムや堰の見直しは新しい時代の兆しがありますが、 多くの市民に支持されないと実現しません。 特に自然とともに生きてきた漁村や山村地域には、多くのレクリエーションで地域外の人が訪れます。 実情をより多くの人に伝える役目、環境保全活動を通じて地域を支える役目がますます期待されています。 そして、フィールドで海・川・山を見てきた人たちも一緒に、自分のフィールドの変化を記録して、発信することから何かを変えましょう。 具体例も含めて、いま何ができるかを話し合いたいと思います。 スピーカー・プロフィール 清野 聡子 東京大学農学部水産学科卒業、同大学院農学系、総合文化研究科で学ぶ。 専門は海岸/沿岸/河川の環境保全学、底生生物学、地形工学ほか、海岸や水循環に関する雑学。 特に干潟、河口域、砂浜の生物の生息地保全と再生を中心とする。研究するフィールドでの開発問題を契機に研究領域を広げてきた。 海岸の市民調査、観察会、エクスカーション、科学展示の企画を行い、現場主義と問題解決を目指し、 自治体や国の環境計画や保全/再生事業に参加。 <サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン>アドバイザー。 川島 勉 理想的な海浜環境を目指しボランティア活動に励む。本業は路線バス運転士。東京生まれ、茅ヶ崎在住。 予約、お問い合わせは、パタゴニア鎌倉ストア 0467-23-8970 まで パタゴニア鎌倉ストア、パタゴニア日本支社フリートゥーフローキャン ペーンサイトURL(アースデイ2010 ストアイベント) http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?assetid=18776 サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン http://www.surfrider.jp/info/info.php?no=899 |