人生最高の波になっていたか、命を落としていたであろう、この波の最終章がコレだ。この直後、僕はリーフに叩きつけられ肋骨を強打し、足がリーフの割れ目に挟まれて骨折しそうになった。小さな怪我でサバイブした僕はツイていたとも言える。アドレナリンが最高潮だったせいで、家に帰るまでまったく痛みを感じなかった。ストークしていたけど、謙虚でもあった。心のあるところでは、歳を取りすぎたかなと思っていたけど、別な自分は”もう一本乗ろう!”と言っていた。そして次の日、僕はふたたびバックドアへ行き、次の日も、また海へ行った。暗闇のなか、このような波に乗るためにパドルする時のアドレナリンは中毒になるんだ。絶対にまた来ますよ!
もしあの波のチューブをメイクできていたら、どれほど気持ちよかっただろうといつも考えるだろう。その考えをなくすには、さらに良い波に乗るしかない。そうだ、もっと良い波を探し続けよう!