ニックミタ -nick mita-

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僕はハワイのホノルルで生まれました。大家族で、二人の妹と二人の弟がいます。 小さいときに両親が離婚したので、母親も父親も二人ずついます。 メアリノール・ハイスクールを卒業し、大学ではリベラルアートを専攻し、AAのディグリーも取りました。 別にたいしたことはないけれども、高校卒業しただけよりもほんのちょっとだけ優位ってだけ。 ずっとスポーツをしていて、見るのもやるのも競技をするのも好きです。野球、サッカー、フットボール、ボーリング、 陸上、カヌーパドリングなどあらゆるスポーツをしてきました。その中でも、野球はずっとやっているスポーツです。
16歳くらいまでは、僕は完璧なボディボーダーだった。たぶん僕の父親はそれを嫌っていて、僕をサーフィンの 世界に引き込もうとすごく努力していたのを覚えている。例えば、海に行くときには、追加でもう一本サーフボードを 持ってきていて、僕のボディボードを車から出して隠したり、まだボディボーダーだった僕に、クリスマスプレゼントとして サーフィンのビデオを買ったりしていましたし、ボディボーダーだって言っているのに、勝手にサーフボードを プレゼントしたりしてきました。そんな状況の中、仕方なく始めたサーフィンでしたが、17歳のときにアラモアナで 始めてのバレルに入ったときにすべての世界が変わりました。それから一気にサーフィンの虜になったのです。 僕はとてもコンペティティブな人間だったので、ありとあらゆるアマチュアコンテストに出場するようになりました。 そして18歳のときに、やっとコンテストで勝てるようになったのです。サーフィンを通してたくさんの友人に出会い、 そして彼らは僕にとって家族のような存在になりました。また、サーフィンという個人競技の世界のおもしろさについても いろいろ学びました(それまではずっと団体スポーツばかりをやっていたので)。

時が経つにつれて、父親は僕にプロサーファーになれと言うようになりました。当時の僕にとっては、プロサーファーに なるなんて、果てしのない夢だなんて思っていましたが、人生はやってみないとわかならいものです。WQSをまわるようになり、 世界各地のコンテストで戦うようになり、ジムで体を鍛えるようになり、毎日サーフィンをして、毎晩サーフィンのビデオを見て 暮らすという生活をするようになったわけです。僕の親友のひとり、ジェイソン・シバタが僕をソルティに紹介してくれました。 そのソルティが僕に日本のJPSAのコンテストを回ってみないかと誘ってくれたのです。コンペティションが大好きだったし、 日本のプロサーファーについても知っていたので(祖父がハワイにあったダブ・ハウスのオーナーだったので、いつも日本人の サーファーがハワイに滞在して帰った後に家の掃除をしていたんだけど、そのときにいつも日本のサーフィン 雑誌をこっそり読んでいた)、日本に行くことを決めました。ソルティは僕にとってもいいスポンサーを見つけてきてくれて、 2年間を日本で過ごし、吉福然と一緒にいろんなところに行きました。「ガイジン」のハンデを負いながらも、 JPSAを回ることができ、やっと僕の人生の夢が叶いました。サーフィンして、日本語を勉強して、新しい友達に出会い、 前は想像もできなかった場所を訪れ、プロのコンテストで優勝する。まさに“dream come true”の日々でした。
僕に取って最高の戦歴は、宮崎で行われたWQSでの優勝だと思います。その前に、コンテスト会場の近くにあった 食べ放題の焼き肉に行ったのですが、そこで食べ過ぎてお腹をこわし、5時間近くトイレで格闘していました。 結局、コンテスト前日になって入院することになり、自分のヒートが始まる直前に病院を出ました。 物事はやってみないとわからないものです。なんと、ファイナルまですべてのヒートを勝ち上がり、ラッキーなことに ファイナルの時の波は自分のホームブレイクであるダイヤモンドヘッドそっくりの波でした。前日の入院していた間、 病院で何も食べさせてもらえなかったので、ファイナルの途中で足がつったり大変でしたが、 コンビニで買った栄養補給ドリンクを飲んでがんばりました。この日のことは忘れられません。ファイナルでは、 親友である田島哲平と一緒にヒートを戦うことができ、しかも大親友である吉福然がその場で僕の勝利を祝ってくれました (それから、僕が吐いていたときにもずっと下の世話までしてくれていた)。 まだ自分がWQSで勝ったってことが信じられないくらいです。僕の人生で最高の日でした。

名前 ニック・ミタ
誕生日 1979年12月23日生まれ
血液型 O型
生まれたのは ハワイ/ホノルル
住んでいるのは ハワイ/ホノルル、日本/千葉・東浪見
日本での好きなスポット 志田、長谷川荘前。そして、ポイント名は言えないけど、湘南と宮崎のいくつかのサーフポイント
世界での好きなスポット ハワイ/ハレイワ、オーストラリア/アンゴーリー、バリ/クラマス
スポンサー BLOW, MURASAKI SPORTS, AIRTIGHT, FADE, G-SHOCK, DNA, REEF, VERTRA, GORILLA GRIP, FCS, SALTY’S, XFT
初めての自分のサーフショットを見たときの感想は? スーパー・スーパー・ストーク! 50冊もその雑誌を買っちゃったよ(笑)
あなたのベストショットは? 『トランスワールド・サーフ』に掲載された、ブライアン・ビールマンが撮影した2ページ見開きのショット
今までのベストトリップは? 2007年3月にプロサーファーではない友達と一緒に行ったオーストラリアトリップ
プロサーファーたちへのメッセージ ただ座っているだけじゃ夢は実現しないよ。行動を起こさなきゃ。トレーニングして、サーフ、サーフ、サーフ。そして、いつでも謙虚であれ。
嫌いなこと 高飛車な人、まぬけな馬鹿、人混み、銃、ドラマ
好きなこと 謙虚な人、いい波、混雑のないところ、僕の友達たち
ヒーロー アンディ、ファニング、そして僕の友達すべて