Toilet Break?

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2011年11月14日
僕は探検が好きだし、新しいことに挑戦するのも好きだ。
だけど今回は、大きな間違いをおかしたと思ってる。
今は朝5時。缶詰にぎっしりのイワシみたいに、ローカルバスの後ろでぎゅうぎゅうに押し込められてる。ローカルが50人と、ヨーロッパから来たバックパッカーが2人いて、右でも左でもイビキが聞こえる。一晩中、赤ん坊が泣き、誰かが咳をし、イビキをかき、携帯が鳴ったりしてた。こんな後ろの座席にハマッちゃって、どうしたらいいだろうか。
全ては昨日が始まりだった。ヴィエンチャンから24時間かけてハノイへ向かうボロいバスに乗った時から。ハノイでは日本に帰る便に乗り換えようと思ってたんだ。夕方5時少し前にセントラルバスターミナルに着いた。水を何本かとサンドイッチを買い、“地獄行きのバス”と呼ばれるバスに乗り込んだ。運転手が僕に、後ろの座席に行くよう指示した。後ろまで行くにも狭くて、たくさんの人にぶつかった。僕は席に座り、体制を整えたところでバスが出発した。
1時間後、トイレ休憩があった。今のうちに行っておいた方がいいと思ったからバスを降りた。降りて辺りを見渡したけど何もない。あれ?そしたら、2人のおばさんがすぐ右側でしゃがんでいるのと、あちこちで10人くらいの男性が立ち小便してるのが見えた。ここがトイレなんだなと思い、僕も影に隠れた。ホーンが聞こえたからバスに向かって走り、ドアが閉まるギリギリで乗った。それからすぐにバスは出発したけど、誰か置いてきたままじゃないか気にかかった。
1時間後、ちゃんとしたトイレ休憩で再び停車した。そこでデカいビアラオビールを買って一気飲みした。Big mistake!その後僕は一晩中トイレに行きたくなったけど、どうすることもできないバスの後部座席でお手上げ状態だ。
僕の悪夢はまだ始まったばかり。今はラオスとベトナムの国境で、開通を待ち停車中だ。パンツにおもらししちゃう前に、早く外に出られればいいんだけど。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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