The Circus is Over!

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ノースショアで今まで25年間サーフィンしてきて、一番嬉しいのはいつもコンテストシーズンが終わる時だ。パイプラインマスターズのウェイティングピリオドは12月8日~20日までだった。だけど、史上初の記録で、初日から3日間のウェイティングピリオドで終わってしまった。今は全てが終わり、サーカスに来ていた世界を旅するプロサーファーやフォトグラファーたちはホリデーシーズンを過ごすために自分たちの国に帰っていくよ。ここからが、ローカルタイム。ボードもカメラも、僕自身も準備万端だ。今年中のゴールはバックドアで巨大な8フィートのバレルに入ること。待ちどおしいな!

パイプラインは良くも悪くも波次第だ。いい波をゲットすれば、一生ハッピーだし、ヘビーなワイプアウトをすれば一生のトラウマになる。それと、もし君がそこでパドルアウトして良い波に乗ろうと考えてるだけなら、それは間違いだよ。パイプは世界の中でも波をゲットするのが難しいポイント。だけどパイプラインで波に乗れれば、世界のどこへ行っても波をゲットできるはず。

バックサイドは、波を背にして乗ること。グラブレールはバレルの中でサーフボードのレールを掴み、波のフェイスに自分のポジションを合わせること。なので、サーフィン用語で言うと“この人はグラブレールでバックサイドの波に乗ってる”。パイプでチューブに入るには一番いい方法だよ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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