Where is DNLR?

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ワイキキには、法律がある。1年間、漁をしたら次の年は漁をしてはいけない。水泳プールからダイアモンドヘッドの灯台までは、政府が1年おきに閉鎖している。去年は閉鎖され、ダイビングや漁をするのは違法とされていたから、2012年の朝になってすぐ、その場所にはニューイヤーディナーを家に持ち帰ろうと企む何百人ものダイバーたちが来ていた。僕はハーレーに乗り、ボーイズたちが何を捕まえるか、見に行って来たよ。

そこに着くと、たくさんのダイバーの中に何人か友達がいるのを見かけた。かなりクールな奴ら。なぜか分からないけど、フリーダイバーは会う人みんなが親切なんだ。謙虚だし、かなり優しい。僕よりもずっと喉が渇いていたのに、貴重な水をくれた友達も知ってる。

僕のダイビングの友人は何が合法で、何が違法な捕獲物かを知ってる。これらの魚は全部合法なサイズだし質もいい。だけど、違法なサイズの魚を持って海から上がって来たダイバーがいたことにはがっかりした。かなり小さいメンパチやクム、ウフも見たし、タコの赤ちゃんさえも見かけたんだ。みんながハワイには魚がいないっていうけど、その理由がこれだ。法律はどこで施行されているんだ?あ、分かった。今はバケーション!!!! 一年でも一番ダイバーとフィッシャーマンが忙しい日に、ビーチでDNLR(ハワイ州自然保護局)の役人は一人も見かけなかった。僕はこういうことに腹が立つんだ。みんなの大切な海から、違法なサイズの魚を持ち出す無知なダイバーたちに海に入る許可を与えることになる。20年前はかなり沢山の魚を見かけてた。今は、ほとんどいない。これからの20年間で、どうなっていくのか見るのが怖いよ。僕の甥っ子たちはボートトリップで世界を周り、魚を捕まえにいかなきゃいけないかも知れない。もしくは、中国から魚を輸入しなければいけなくなるかも?考えただけで恐ろしい。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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