Relive the moment.  1993 Backdoor Hawaii.

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新婚のカケガワ夫妻と楽しい時間を過ごした。パーフェクトクリーンなボウルズでサーフィンした後、観光に出かけた。彼らはハワイのトップ3の観光スポットが載ったガイドブックを持ってた。No.1はカメハメハ大王像、No.2はモアナルアガーデン、No.3はタンタラス。僕らは1分だけカメハメハ大王像の前で過ごし、モアナルアをとばしてタンタラスに行った。僕にとってはタンタラスがNo.1。なぜって?だって1回いくだけで、カメハメハ大王像やモアナルアガーデンのバニヤンツリーよりも価値があるもの。タンタラス?僕は1000回以上行ったけど、今でもアメージングな景色を見に行くよ。でも、もちろん最高なのは夜中12時過ぎ。笑

バックドアで初めてサーフィンしたのは1987年だ。トニー・モニーツが連れていってくれて、一番下っ端の立場だった。唯一乗った良い波は、誰も乗りたがらないクローズアウトの波だった。6-8フィートのクローズアウトにプルインしてメイクしようと思ってた。あの頃のローカル達は世界一ヘビーだったよ。誰かの視界に入るだけでも怖かったから、インサイドで波待ちしてクレイジーでヤバいビッグなクローズアウトに突っ込むしかなかったんだ。6年後の1993年、ちょっと大きめのオープンバレルを何本かゲットし始めた。ローカルが僕のこと可哀想って思ったのかもね?笑  そこで初めてバレルをメイクしたのを覚えてる。そう。6年かかったけど、待ったかいがあったよ。振り返ればあの時、ビーチで一部始終を撮影していた何百人ものフォトグラファーがいた。ポール・ゴルディーノも傑作な瞬間の一つひとつを撮影していた中の1人だ。この一枚は20年前位、1993年のウィンターシーズンに違いない。ゴルディーノ、輝かしい年代の最高な写真をたくさん送ってくれてありがとう!あの瞬間が蘇り、興奮したよ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide