Tohoku Cucumber…

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2011年4月14日にこのブログをポストするのを忘れていた。津波から、たった1か月後のこと。この世の中が放射能についていかに無知か気づかされたんだ。今振り返ってみても、どれくらいの放射能が僕の身体に蓄積されたかと思うとまだ混乱する。白いつなぎを着てマスクをした人たちが歩いているのに、僕らは普通の洋服で歩いてたんだよ?おかしくない?今もどうか分からないことは、きっとこの先も分からないままだろう。ただ僕が知っているのは、今も原発から20km圏内の避難区域が設定されたままで、地震からそろそろ1年が経つってことだ。なんで?いつになったら終わるの?
04/14/2011
ハワイを発つ前、僕は自分自身に言い聞かせてた。“水なんて飲むわけないし、地べたに座るわけなんてありえない。だって放射能物質があるんだから。マスクせずに歩き回ったり、東北の果物や野菜なんか食べるなんてもってのほかだ”。でも、やっと東北に着いたら、“ありえない”ってことを全部している。そんなに長くはいないとは言っても、周りの色んなことに慣れてくるみたいだ。いいのかな?悪いのかな?あーあ、放射能についての専門家にもっと意見を聞きたいよ。毎日、放射能についてリサーチしてるけれど、答えの無いクエスチョンばかりなんだ。僕の一番の質問は、“どうして僕が東京にいる時でも放射線量計のカウンターが高い数値を示してるの?”ってこと。怖がらせたい訳じゃないんだけど、これはジョークじゃないんだ……

お腹が減ったら、一休みして、食事をする….

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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