今まで一度も、ナオミさんから聞いた津波が来た時に10歳の息子と一緒に小学校の屋上に駆け上がったという恐ろしいストーリーを忘れたことがない。もし3階よりも低いところにいたら、逃げ切れなかっただろう。二人とも、寒くて凍えるほどの寒さの中で一夜を明かし、助けを待ち望んでいた。僕らがその現場に行った時ゾクっとしたし、マツが撮ったこの写真を見るといつも鳥肌が立つんだ。
こちらは、運良く小学校の屋上に逃げたミナミ君。勇敢な心を持った強い子だよ!
僕らはミッション4の時にナオミさんとミナミ君に出会い、二人はストーリーをシェアしてくれた。話を聞いた時は涙を堪えるのも辛くて、2011年3月11日にこの普通の家族に起きた出来事を理解しがたかった。彼らのことを考えなかった日はない。ナオミさんの旦那さん、そしてミナミ君の父親は、いまだに行方不明だ。僕らチームは希望を持ち続けていたけれど、ナオミさんは津波に合った石巻の人たちの苦しみを教えてくれた。政府は全てを失った何千人もの人のために仮設住宅を建てた。屋根がある暮らしが出来てよかったけれど、がっかりするのは、仮設住宅は山の上にあって、市内から遠いということ。だから、日用品を買いに町のショップに行くのは大変なんだ。しかも、ほとんどの人は車も失っているし、老人にはショップまで町に出るすべがない。ミッション5の時、ナオミさんは、こういう住宅地の人たちに日用品を備えたマーケットをオープンさせるのが夢だって教えてくれたんだ。その時のことを振り返ればそれは夢だったけれど、今は、それが現実になってる!彼女のマーケットが前に踏み出していて、あと何か月かでオープンするらしいよ。それで、彼女たちはそのマーケットに何て名付けたと思う?“We Are One Market”!僕はまた良い意味で鳥肌がたって、感情的になって、いつまでもミッションでサポートしていこうとエキサイトした!東北に戻って友達みんなに会うのが待ち遠しいよ!もう友達っていうより家族だよね!
もっと鳥肌が立つ話が聞きたい?東京のA-Wave Electricalのサイトウさんを覚えてる?そう、彼は寄付をしてくれて、東北のミッションを支援してくれた人。本当に始めの頃から、どんなことでも支援したい、自分に何が出来るかって言ってくれていたんだ。サイトウさんはWe Are One Marketのための電力会社として色んなことをしてくれてる。実際、昨日始まったばかりだ。クールでしょ!状況は前に進んでいるのはグッドニュースだ。カナエさん、写真を送ってくれてありがとうございます。すっごく嬉しいです!
ミッド・パシフィックの子供たちに僕らのミッションの話をしに行った時、一人の子が僕に“どうやってそんなにたくさんの人がWe Are Oneミッションに関わってくれたの?”と聞いた。助けが必要なときは、ビッグファミリーやGo-Naminoriを見てくれているみんなが協力してくれたんだ。僕らはみんなこの世界で一緒に生きていると分かっているし、もしウェブサイトがなければ、こんなレベルまでの支援は実現しなかったかも知れない。だから、改めて、一人一人に心の底から感謝の気持ちを伝えたい。こんなグッドニュースを聞くと、僕らの努力のどの瞬間もその甲斐があったと思うよ!We Are One!