Kenji Sahara Photography

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2009年のメンタワイは忘れられないトリップだった。波はエクセレントで、ダイビングもボートも、メンバーもエクセレントで、戸倉さんのバースデーも最高だった。この冬、佐原健司がハワイに来て、彼の本をくれた。それを見たら、昨日のことのように思い出が蘇ったよ。ケンジ、素晴らしい本と、グレートな思い出を記録してくれてありがとう!

インド洋のど真ん中、マカロニと呼ばれるワールドクラスの波のすぐ目の前で60歳のバースデーを迎えることを想像してみて。空いてる海で2時間サーフィンして、アンカーを下ろし、ディナーの魚をキャッチしに海の真ん中のダイビングポイントへ向かう。僕らは2匹のデカい魚をキャッチして、夕方にHTへ向かったら波も風も天気もパーフェクトだった。クラシックな赤のベストを着てパドルアウトして、パーフェクトウェーブにテイクオフして、バレルをゲットする。Doveウェットスーツのオーナーの戸倉さんはラッキーな60歳のバースデーボーイ。この日は歴史に残るほどのパーフェクトデー。シャンパン、笑顔、笑い声、泣いたりもしたよ。あの日のことを忘れないし、僕もこの日と同じような60歳のバースデーを過ごしたいな。

Rifflesでの25秒バレルのことは今でも覚えてる。今まで生きてきた中で一番ロングなバレルだったし、かなり思い出深いものだった。そこのアウトはカレントが強かったから、健司がどうやって泳いでこんなクールなバレルショットを写してくれたのか分からないよ。

ディープブルーの水の中では何も見つけられなかったけど、とにかく60フィートの深さまでは行こうと決めてた。下まで潜ったら、ダークブルーの海に魚が泳いでいるのが見えて、すぐに写真を撮った。しかもその夜、最高のサシミが食べられるだろうって思った。それからすぐに、もう一度潜ったら、ビッグなGTがやって来た。30分以内に2匹もビッグな魚を捕まえたなんて歴史に残るよ。サシミにして食べたってことだよ。

こちらは戸倉さんの赤いベスト。このベストは日本のサーフィンのヒストリーブックにも載ることになるだろうね。13人の証人がいるし、スペシャルな一日を一緒に経験してる。彼一人が夢を叶えた訳じゃなくて、みんなそれぞれが夢を叶えたんだ!
メンタワイの思い出に関してクールなのは、もうすぐまた行くってこと。あと22日のカウントダウン!!!!! yeah!!!!!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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