Shark Free Dive….

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フリーダイブをしていてシャークを見た時僕はいつもパニックしない。実を言うと、もしかしてと言う思いがわく。何故かと言うと、時々大きなULUAや”GT”がそのシャークの後ろを泳いでいるからだ。もし獲りたければ獲らなければならない。でもその後何が起こるかを予想しないといけない。シャークが君の方に向って来るかもしれないし、君の魚の方へか、ウエストにぶら下げている僕の魚の方へかもしれない。もし僕がこの状態だったら、シャークが興奮しているかどうかを先ず観察する。もしシャークがお腹を空かせているか、その魚に興味を持っているようなら、その魚は見送る。でももしGTを獲るチャンスがあるなら、僕は獲るよ。。。。

これはモロカイで沢山の大きなシャークと大きな魚がいた時の写真だ。僕は潜って海底でじっと待っていた。何か大きなものが穴に泳いで入って行くのが見えた。なんだか分らなかったけれど、また僕の方に戻って来ると知っていたので僕は待った。そして大きな陰が僕の方にやって来た。shit!! シャークだ!! 僕は海面に向けて泳ぎ始めた、すると他の大きな陰が後ろを泳いでいるのが見えた。でもシャークが2匹で一緒に泳いでいるのを見た事がないので、シャークではないと思った。するとそれはナイスサイズのGTだった。僕は忍耐強く待ちシャークが僕の左側を過ぎて行った。僕はそれを左目で見て、右目ではGTを狙った。僕は小さいガンしか持っていなかったので、一度で仕留めるショットを打たなければならなかった。BANG!! 仕留めた。パーフェクトなキルショットでGTは即死だっただろう。。。。

toda-sanは僕の頭の上を泳いでいて、全てを見ていた。彼はアメイジングな写真を撮ってくれた。8フットのシャークが近くにいるのをのを見てくれ。左の方の海底に陰が見えるだろう。あれがGTだ。。。。

魚をショットした後随分長い間底にいたので、どの位上まであるかと見上げた。海面まではかなりの距離があった。僕がスピアで魚と戦っていると、何かが引っ張った様な気がしたけれど、そこには何も居なかった。スピアの先を見下ろすとGTがいなかった。shit!!! 僕たちは全ての穴を見て回ったけれど見つけられなかった。死にかけた魚がそんなに遠く迄泳げるはずがなかった。。と言うことは、多分シャークが一口で食べたに違いないと僕たちは思った。oh well、良くある事さ。。。
**toda-san最高な写真をありがとうございます。。。。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide