How big is BIG? Local Hawaiian Scale

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2日前、ボウルズでサーフィンしてた。ハーバーのエントランスには小さなチャンネルがあって、毎日ボートが行ったり来たりするのを見かける。波がスモールだと、このナイスなセイルボートがマジックアイランドのすぐ外に停まってアンカーを降ろし、人がディンギーでハーバーに入って来るのが見える。ちょっと近すぎるかなと思ってたけど、ボートにナイスなオフショアのトレードウィンドが吹いてきたからアンカーをおろせた。その後、心の中で、“待って!夜になったらサウス/イーストの風が吹くから、スウェルが注意報レベルまで上がるかも”って思ってた。それは、風向きが変わったら彼のボートが岩にもっと近づき、デカいスウェルがたぶんアンカーを外し、ボートは岩に乗り上げるってことだ。最悪なシナリオが想像してたんだ。それから家に帰り、昨日の朝サーフィンしに行った。そう、サウス/イーストの風が吹いていて、サウススウェルが予想通りに大きくなってた。チャンネルの外を見たけど、ボートは見当たらなかった。ああ良かった。あの人は戻って移動したんだろう。でも違った!!!! 岩の近くで海の中からセイルが立ってるのが見えたんだ。ボートは3つに分解され、完全に壊れてた。bye bye sailboat! 不注意かな?経験不足?僕は経験不足だと思う。ハワイ諸島の海岸は、たぶん世界一不安定なんだ。ヒュージなスウェルやタイド、風向きまで。どんな時にでもそのどれかが変化する。一つ小さなミステイクをおかせば、終わり!あのチャンネルで沈んだセイルボートを見たのはこれが初めてじゃないし、きっとこれが最後でもなさそう。sail safe!
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湘南サーファーたちが8日間連続でパーフェクトな台風ウェーブをスコアしてたのを見られて超ハッピー。エリちゃん、写真とアップデートありがとう。see you in hawaii!
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最後に。みんなが、どうやって波のサイズを測ってるのか質問するんだ。たとえば、この波を例にしてみよう。僕はだいたい2m。分かるよね。ソリッドなハワイアンスケールの10-12フットか、25フットのフェイスって言うかな?どちらもあり。これはすごくビッグで、1988年に撮った写真。24年前のことだけど、テイクオフしたことを今も覚えてる。僕が戦ってたコンテスト中のパイプライン。他のコンペティターが僕より前に波に乗ったから、アウトではひとりぼっちだった。そしてセカンドリーフから、山みたいなうねりがやってくるのが見えた。ターンしてパドル、そして考えた。“もし行ったら死ぬかも。でも行かなければボーイズはこれから一生僕をからかうだろうな。それなら死んだ方がましだ”。プレッシャーが僕をこの波にプッシュしたんだ。そして人生最高のバレルをゲットした!photo by john callahan.

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide