The Laniakea Day: Again

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このブログはパーフェクトラニアケアデイに書いたけど、ポストし忘れてた。
November 30, 2012: The Day
27年前からノースショアでサーフィンしてるけど、何があったと思う?今日のラニアケアは今まででベストで、今まで一番のサーフィンだった。起きて波チェックしたら、今日はスペシャルになると分かった。晴れた空、無風でソリッドな8フットのノーススウェルでラニアケアがアイランドのベストスポットになりそうだった。今日はナカガワさんをサーフィンに連れていく日だけど、彼がどれ位のサイズの波に乗れるかわからなかった。だからピックアップした時にサーフィンのレベルを聞いてみた。“ねえ、今まで一番ビッグな波はどこ?” 彼は“砂辺のオーバーヘッド”と答えた。それから、今まで乗った中で一番長いボードを聞いてみたら6’0だって。ラニアケアは彼にはデカすぎてハンドルできないと思った。だけど、ナカガワさんは“チャレンジしたい”と言った。え?“チャレンジしたいの?” 彼は“今回が初めてのハワイトリップだから、自分にチャレンジしたいんだ”と答えた。そしたらすぐ、僕はスイッチON!ノースショアに向かった。
ラニアケアに車を停める前に立ち止り、僕は“波チェックはしにいかないよ。とにかくGOだからね!”。もし波チェックしていたら、彼は躊躇しちゃうと思ったんだ。彼には6’8、僕は6’3。車にはそれしかなかったから、このボードに乗らなきゃだめだった。もし他にチョイスがあるなら彼は7’0、僕は6’8。実は、そんな小さいボードでアウトに出てる人なんて僕しかいなかった。だけどさ、チャレンジでしょ?ビーチに出たら、波は完全にゴーインオフ!!! ソリッドな6〜8フットでパーフェクト‼ ナカガワさんと一緒にパドルアウトして、近くで波待ちするようにと伝えた。だけど、僕の側で波待ちするのはクレイジーな感じだった。ボードが小さすぎて、波をキャッチするにはまさにインパクトゾーンにいなきゃいけなかったからね。僕は1本目をキャッチ。誰かがドロップインするまでは悪くなかった。2本目の波はバレルをゲット。stoked! それからはナカガワさんを見てた。水平線にヒュージなスウェルが来るのが見えたけど、その時もインパクトゾーンにいた。アウトサイドに逃げようと他のサーファー達は最速でパドルしていて、それですぐに僕らはヤバいって気付いたんだ。笑
そのとき8フットのセットが頭上でブレイクしてきた。次から次へと波がやって来て、ナカガワさんはインサイドまでずっと流されて行った。彼のこと見てたけど、大丈夫だった。またアウトまでパドルしてきて、“OMG,死にそうだった!”って。笑 僕は笑って“最悪な状況から生き延びたから、これからはどんなことも平気だね”と言ったよ。
僕は次の波でテイクオフしたけどボードから飛び降りた。ジャンクだったから。そしたらリーシュがちぎれた。omg!ラニアケアはかなり距離が遠いし波が高くてカレントもキツく風も強いから、ボードをなくす可能性がある。今まで何度も見かけてる。僕はボディサーフして、幸いボードを見つけることが出来た。それで、これからどうしよう?車に戻って新しいリーシュを持ってくる?あり得ない、遠過ぎる。それで、リーシュ無しでパドルバックしてセッションの残りをスタートした。クレイジーだと思ってた友達もいた。でも、その後は僕もナカガワさんもいっぱいグッドウェーブをキャッチ出来た。ナカガワさんは波をキャッチする度、満面の笑顔でパドルアウトしてたよ。最高にクールだったな。
Pat O’connelに会って話した。彼は僕に、“波はインクレディブル!今日の波はワールドクラスで、この瞬間はメンタワイよりも、世界中のどこよりも良い波だよ”と言ってた。賛成しない訳がない。
その後、Kalani Robbに会って話した。カラニにナカガワさんを紹介したら、二人は握手してた。ナカガワさんはカラニが世界一お気に入りのサーファーだって教えてくれたよ。ケリー・スレーターよりも好きだって。僕もって思った。笑
それからTaylor Knoxや色んなサーファーがアウトにいた。ビッグでパーフェクトな波を完璧に乗りこなすのを見るだけで、価値があったよ。今まで、こんなラニアケアは見たことなかったから、そう思ったのは僕だけじゃなかったはず。
その後、コンテストが開催されていたサンセットビーチを通りかかった。1分間見ていたけど、退屈だと思った。ラニアケアでサーフィンしたりアメージングなライディングを見た後は、サンセットがジャンクに見えた。
代わりに、ダイアモンドヘッドへ急いで戻りウェストハイでスーパーファンウェーブで遊んだ。そこでサーフィンしたら、子どもの遊び場みたいだった。今日はサーファーとして、ガイドとしての僕にとっては最高の一日だった。これ以上望むものなんかないほど。もし今日一人でサーフィンしていたら、状況は全然違ったはず。でも、ハワイが初めての誰かとサーフィンするのはエキサイティング。ノースショアに近づくにつれ、緊張が高まる。ファーストウェーブ、死に近い経験、ラストウェーブ。恐怖心や栄光、笑顔。サーファーとして、最悪な恐怖心をクリアしたような感じ。そして、これをサバイブ出来れば決して忘れられないものになる。ここでこのスポーツをしている僕らはみんな一度はそれを経験していて、何度も何度も人生のチャレンジに直面する。僕はこのフィーリングが大好きだから、みんなとシェアしたいんだ。
だから、みんなも自分自身にチャレンジしたいと思ったら、僕に教えて。いけるところまで高いレベルまで連れて行ってあげる。途中で命を落とすかも知れないけど、もしサバイブすれば、人生は全く別物になるよ。全然違う!
写真は撮れなかったけど、こんな感じだった。実際、これよりちょっとビッグだったよ。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide