カレッジでビジネスを学んだ中で一番価値があったことは、ビジネスを掛け持ちすること。僕は20年間プロサーファーとなった後、海の中でも外でもフォトグラファーとして仕事をする方法を学んだ。他の人とのコネクションを作り、誰かと協力して、スポンサーがつくようなショットを得たり、フォトグラファーのためにマガジンに載るのはサーファーとしての仕事だ。2つの仕事を一生懸命取り組めば、結果が現れるはず。8年前にプロとしてフォトシューティングを始め、今ではいいショットを手に入れたり実現させるのがどれほど難しいか分かる。仕事の掛け持ちは、正直言ってハードでデンジャラスなんだ。
こないだノースショアでシューティングをした時、パーフェクトなチームワークの手本を見かけた。このシークエンスを見て。
フォトグラファーとして、僕は主に友達やジャパニーズプロサーファーを探す。日本も友達も大好きだからフォーカスするんだ。その日は早朝にサーフィンして、すぐに海から上がり、カメラを持ってそのモーメントを待った。その時、はるか遠くからヒュージセットがロールインし、カワムラカイサがパーフェクトポジションにいるのが見えた。そしてカイサがそれに向けてパドルしてるのも見えた。僕はカメラを構え、シューティングを開始した。
テイクオフするとすぐに、水中にフォトグラファーがいるかどうかラインを見ていた。そしてインパクトゾーンにいるジャパニーズプロフォトグラファーのUSKEにスポットした。
カイサがテイクオフ、前を見て、膝を曲げる。すごくイージーそうに見せた。
僕は400mmレンズを覗いていたから、カイサの視線がUSKEを向いているのが分かった。
アプローチするときは落ち着き、グッドな表情とグッドスタイル。いつもUSKEはポジションをゲットするためにスイムしてる。
USKEはたぶん1秒間で7連写したと思う。
Kaisa stands tall as USKE couldn’t be in a better place.
波がクローズアウトし、爆発が起きると、ボードを折ったり骨折するリスクがあるけど、カイサはゴーイング。この後どうなるかは、ダイスを振るようなもの。笑顔でカムアップする人もいれば、命を落とす人もいる。
このシークエンスを写した時、ジェラシーを感じたよ。彼らのどっちの立場にもなりたいと思ったから。こんなヒュージなバレルをゲットするのは説明し難いほどだし、水中を泳ぎながらフィッシュアイフォトを撮るのも最高のフィーリング。僕は両方大好きなんだ。だからこそ、いつも自分がその日に何をしたいか選べることがラッキーだと実感する。サーフかシュートか。
だからカレッジの教授にはビジネスのあらゆる側面へチャレンジするのをインスパイアしてくれたことを感謝したい。未来と過去を一致させるのはUHのフレッシュマンクラス以来ずっと実行してきたこと。サーフィンもシューティングも、デザイニング、エディティング、ビデオニング、ティーチングも、全部大好きなことだし、これからの人生もずっと続けて行けたらいいなと思ってる。人生は一度きりなのに、できる限りのこと全部しないなんて、どうして?でも、何をするにもエンジョイした方がいいよ!
それから、ヒュージなバレルにプルインしてくれたカイサと、ヤングプロサーファーの夢を実現させ続けてくれてるGO-NAMINORI OFFICIAL BLOGGER USKE、ありがとう。see you guys in the water!