Dawn till Dusk Peaceful Time

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昨日はボウルズでサーフィンしたけど、イライラした。マナーのない人、リスペクトのない人、波をシェア出来ない人、ブレイクする波を全部キャッチしようとする人にイラついた。そんなのを1時間見てたら、久しぶりに心の中にある感情が出てきた。悪い感情が。リベンジしてやろうと思ったんだ。ドロップインしたら、そいつに2回ドロップインしてやった。友達の波を奪おうとしたら、そいつらから波を奪ってやった。ブレイクした波をキャッチしようとしたら、すぐにドロップイン。一番ムカついたのは、何本か同じ奴にドロップインされ睨みつけられた時だ。だからテイクオフしたら僕がドロップイン、そいつはワイプアウトした。僕はその波を最後までずっと乗っていった。そしたら僕の方へパドルして近づいてきた。いつもは目をそらすけど、昨日は違った。僕を挑発しようとしてるのが分かったから、怒りを込めてまっすぐにそいつを見た。ケンカする覚悟で。彼が誰でも、ケンカになろうが気にしてなかった。そいつをジッと睨んでいたら、目をそらしてパドルインしていった。もしそいつが僕の側に来て怒鳴り、挑発してきたら、その場ですぐにケンカしたはずだ。僕を止めるものは何もなかった。
10分後、ジッとして、心の中の昔のカービーを見つめてた。ワイルドで容赦ないカービー。昔は考えずに行動してた。パンチした後に何が起きたか気づくような奴だったんだ。だから、ストップして3回深呼吸して、波をキャッチし、海から上がった。サーフィンやローカリズムに信じられないほどムカついたよ。昨日はここ5年間で、危うくブチ切れるギリギリのところだった。そうならなくてよかった。
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それで、今朝は自分のルーツに戻り、ダイアモンドヘッド近くのスーパーシークレットスポットでサーフィンすることにした。パドルアウトしたら誰もいなくて、40分で8本乗れた。再びサーフィンに対してグッドな気分になり、海から上がった。夕方も同じように、真っ暗になるまでサーフィンした。癒された一日だった!こんな日が必要だった。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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