Maserati Dream Session

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昨日の朝は、友達のポルシェ911を売りに行ってきた。金曜の朝9:30、ビューティフルサニーモーニング。バイヤーに見せにいかなきゃいけなかったから、ガレージからポルシェを出した。
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待ち合わせ場所はダウンタウンだったけど、まっすぐ向かうはずなんかない。だってラストライドなんだから。それで、横道を入り、フリーウェイに乗り、インディ500のスピードレーサーみたいにポルシェを走らせた。サヨナラを言う前に、楽しいラストライドをしなきゃいけなかった。スリルを味わったあと、キスしてグッバイ!もし僕が車のセールスマンだったら、きっとミリオネアになって、こんな風にポルシェをドライブしてただろうな。
とりあえず、ディールは終わり、紙にサインした。その車を買った人は、”ヘイ、君の仕事ってなに?”と質問した。僕は、”サーファーだよ”。車を買ったそいつは、イスから落ちそうになるほど、大声で笑った。たしかに僕はショートパンツでTシャツの、サーファーだ。おかしいと思った?not really.
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車がないから、家に帰れない。それで、マセラティのショールームに行き、セールスマンに”ここで一番の車をテストドライブしたいのですが”と聞いた。彼は黒塗りの美しい200,000ドルの車を出してきて、キーを手渡した。僕は100mphでドライブした。フリーウェイに乗り、200mphのリミットをテストしてみた。その車のエンジン音も感覚も、スピードも大好き。
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髪の毛があちこちになびき、ビッグパイプラインバレルからスピットアウトするような気分だった。セールスマンは僕のことめちゃくちゃクレイジーだと思ったはず!
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周りを見て、インストゥルメンツで遊んでみたら、こういうのも気に入ってきた。
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そしてトラックを自分で運転して戻り、降りて、その人と握手してお礼を言った。またトラックに乗り、家に向かったとたん、これが本来の僕だと思った。ポルシェでもなく、マセラティでもなく、フォード150が好き!本当に何が欲しくて何が欲しくないかが理解できたのは素晴らしい経験だった。僕が欲しいのは、トラックと友達、グッドウェーブとグッドなサーフボードだけ。笑
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ここ12日間、ずっと波は小さい。ちょうどスーパーファンで全然混んでないのが良かったから、嬉しい。火曜日には新しいサウススウェルが来るから、ハワイはまたウェイクアップしそう。サーフコミュニティのみんなが待ってる!でも、ハワイにはいない僕以外ね。
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KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide