認知症ってなんだ?脳の働きが弱くなってくるような色んな症状が合わさったものだ。症状には、思考、記憶、理解、判断の能力の低下を含む。認知症は65歳以上の人にはよくある病気。80歳までに、5人に1人の割合で発症する。男性より女性の方が多い。
少し前に、認知症についてどう思うかっていうメールをもらった。ここに、僕の考えを書いておく。
年をとるにつれ、もの忘れする。そして、年をとればとるほど、いろんなことを忘れていくだろう。それは、人生のサイクルの一部分だと思う。そんな自分に立ち向かおうとする?できないよね。ベストなのは、うまく付き合うこと。うちのグランパのオーサキは、85歳くらいで認知症になった。時間がたつにつれ、どんどんひどくなっていくんだ。ときどき僕が誰かすらも忘れてる。悲しいと思うって?全然。老いることは、人生の一部。僕らはいつかみんな年をとり、子どもに戻り、再び産まれるんだ。グランパが可愛いと思ったほど。グランパオーサキは、僕のナンバー1メンターなんだ。
グランパを本当にリスペクトしている。決して僕を疑ったり、説教したり、怒りつけたりしない。彼の表情は、言葉で表現するよりも、感情、行動をよく表している。近づいて、”heyグランパ、カービーだよ”って言うと、向きを変えて、僕が子どものころだったみたいに、笑顔を返してくれるよ。そして僕は言う。”グランパ。バキュームクリーナーのカービーだよ!”って。グランパは笑い、そして一緒に笑いあうんだ。
グランパオーサキは、僕にどう生きるか、そして、どう死ぬかを教えてくれた。彼が教えてくれた、人生のレッスンを、僕は決して忘れない。彼のように人生を生きたいと思う。グランパは、97歳でこの世を去ったけれど、魂は今でも僕の心の中に生きている。人生に迷ったときは、いつでも自分にこう聞かせてる。”グランパならどうしただろうか?”。
そして、グランパの信じる道を進むんだ。彼は、僕の人生に大きな影響を与えた本物のサムライ。今日この日も、いつでもグランパのことを考えているよ。
たぶん、僕もいつか認知症になると思うけど、その日が来たらこうする。
泣かずに笑おう。thank you.