Hawaiian: The Legend Of Eddie Aikau Documentary

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エディ・アイカウはレジェンド。世界が尊敬する男だ。ビッグウェーブサーファー、ウォーターマン、ワイメアベイのライフガード、そして本物のハワイアン。エディは、ホクレアカヌーがオアフとモロカイの間にあるチャンネルで座礁したとき、ナビゲートしようとしていた。サーフボードに乗り、救助を探しに行った。ホクレアのクルー達は救助されたが、エディは行方不明となってしまった。ESPNで放送されていたこのドキュメンタリーを見るまでは、詳しいストーリーは知らなかった。この番組にはかなりインスパイアされ、誰かが僕にメッセージを送っているようだった。このドキュメンタリーを見る3日前まで、実際にモロカイへ行って、1人でパドルバックしてこようと計画していた。だけど、そこはエディが命を落としたチャンネルとまさに同じ場所だと分かり、考え直した。早まらず、もう少し覚悟ができてからにするべきだと思った。
そして、昨夜ジョン・シモオカが先週の大会の話をしてくれて、また考え直した。ジョンは2人のオーストラリア人ウォーターマンとチームを組み、7.5時間でレースを完走した。それぞれが15分間パドルして、交代したらしい。僕が、1人でパドルしようと思ってると言ったら、面白いヤツだなって目で見てたよ。バカなヤツって感じだった。たくさんの人が初めの1時間で脱落し、吐いたりケガしたり、レースを完走できない人もいたし、ヒュージなサメにアタックされたエスコートボートもあったそうだ。だから、改めて良く考えてる。ガレージにあるパドルボードを毎日眺めてる。90%はやってやろう、10%はやめておこうって気持ちだ。ジョンが、来年はチームに入らないかと言ってくれたけど、心の奥深くでは、1人でやりたいと思ってる。夢みたいなものだし、人生で成し遂げなくてはいけないようなことなんだ。ある日起きて、やってみるかもしれない。ディープブルーの海に消えていきそうだけど、こんな風に生きていけないんだ。アヒフィーバーを忘れて、いま頭にあるのはモロカイチャレンジのこと!
とりあえず、このドキュメンタリーを見て欲しい。レジェンドウォーターマンのエディ・アイカウからインスパイアされるはず!
22:53でビデオをストップさせて、ワイメアベイの波を見たら、その後のストーリーに引き込まれた。ウォーターマンであり、レジェンドであり、リスペクトされていた男はもういない。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=YD9I0EObWHk[/youtube]

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide