Don't Worry, Be Happy….

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good morning. たくさんの連絡をメールで受け取ったの
で、質問やコメントに今、答えるよ。
1. WE ARE ONEチームへの感謝について。本当に、どうい
たしまして。このチームを通じて僕らがして来た事
が、君たちの支援になるんだ。僕らはそれぞれが、日
本を助けたいという同じ理由でボランティアしてき
た。君たちのサポートと寄付に、もう一度感謝した
い。
2. 物資と義援金の寄付について。今の時点では、東北
の避難所は物が足りている。中には、多過ぎて戻され
る事もある。だから、1週間前ほど物資の寄付は重要
ではなくなっている。義援金の寄付については、前に
書いたとおり、どの団体に送るかにかなり気をつけな
ければいけない。今日送った100ドルが、1年後に20ドル
になって手渡されるかも知れない。幅広く調べて決め
なくてはいけない。
3. 行きたいけど、行けないという事について。日本に
いる人たちから、支援に行きたいけれど、仕事や家庭
の事情で行く事が出来ないというメールをたくさん受
け取った。どうか気を悪くしないでほしい。今は行け
なくても、後でいつでも行けるよ。ストレートに言う
けど、これは終わりではないんだ。福島の原発がまだ
不安定なせいで、そこに行く事はすごく危険だ。清掃
や他の作業には何年もかかるから、君たちは今度の休
暇にボランティアで参加してみて。これにストレスを
感じないでほしい。僕もハワイにいて、すぐに日本に
来る事ができなかった時、気分が落ち込んだ。その代
わりに義援金集めをしたり、出来る事をした。僕は何
かが出来たような気がしたら、気分が良くなった。も
し、今は行く事が出来なくても、被災者たちを支援す
るために出来ることはたくさんあるよ。
4. 支援の方法について。行けないけど支援したい?
これは僕のアドバイスだけど、お金を使うことだ。外
出して、東北で作られた商品を買う。今まさに状況は
悪いから、ビジネスを支援するんだ。全てのせいで経
済が停滞している。こういう状況で貯金をする事は、
良くないと思う。お金は経済活動を通じて循環させ
て、動かし続けなくてはいけない。もし君たちが今、
お金を使わなくなったら、日本全体が影響を受ける。
だから、東北の商品やサービスを買おう。
5. 次のミッションについて。たくさんの人が参加した
がってくれているのは知ってるけれど、空きは少しし
かないんだ。ボランティアの前に、色んな事に準備が
出来ているか確認してみて。正直に言って、僕はもう
放射能は怖くない。地震も、津波ももう怖くない。も
ちろん、みんなが安全にいられるようにベストは尽く
すよ。だけど、もし命が危険にさらされても僕は思い
切ってやるよ。もし君が僕と一緒なら、そうした方が
いい。この旅は誰にでもという訳ではないんだ。もし
安全に作業したかったら、ボランティアセンターに登
録した方がいいよ。たくさんの人を募集しているか
ら。僕らのWE ARE ONEミッションは違う。何が起きるか
分からないし、危険区域に入る必要があるし、実際に
入るつもりだ。君が今は、若くて健康で長生きした
かったら、このミッションはふさわしくないよ。
最後にもう一度、みんなメールをありがとう。全部に
返事が出来なくてごめんなさい。だけど、ひとつ一つ
が僕の心に残っているよ。みんなのサポーターも心配
も感謝している。いま僕はどんな気持ちって? 海が
恋しくて、フレッシュな空気も恋しい。そして幸せな
日本の人たちが恋しい。僕はこのミッションを長く続
けていくし、全てが元に戻る日が来たら、東北に新し
い友達に会いに行ってサーフィンするよ。そして、こ
のミッションの途中で出会った人たちを助けるん
だ。japan will recover!!!!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide