ここ何年間で、僕は100万人以上と握手してきた。ごく普通の握手もあれば、決して忘れられない握手もある。南相馬の市長との握手は、僕にとっては素晴らしい経験だった。始めに連絡をとった時から、彼はすごい人だって分かった。しっかりと、自身に満ち溢れた握手だった…
物資を運ぶことは価値があった。「来てくれてありがとう」と言いながら、大人の男性が涙を流し、感情的になったけど、同時に幸せだった。車をとめて物資を下す時はいつでも、僕らは人とのつながりを感じた。そして僕らは素晴らしい事をしている気持ちになれた。町を離れるとき、その男性は両手で僕の手を握り、「本当に感謝している」と言ってくれた。僕はこの握手に愛情を感じ、手を離したくなかった。そして「戻ってきます!」と言いながら涙を流した。