Surfing is my LIFE….

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何年もサーフィンしていなかったみたいだ。4月3日にハワイを出発したけと、この写真は、僕がその時に乗った最後の波だ。僕にとっては、今、サーフィンは別な意味を持ってる。僕は波が大きいとか小さいって事は気にしないし、ロングかショートボードのどちらに乗るかも気にしない。サーフィンはどんな事があっても、楽しいんだ。ただ海に入ることが出来て、波に乗れるだけで、ワクワクする。サーフィンを始めて以来、今回が一番サーフィンをしない期間になった。子どもに戻ったみたいだよ。我慢できない気分だ。空港からまっすぐ家に帰って、一番初めに目についたボードを持って、海に飛び込むつもりだよ。どんな気持ちかは忘れちゃったけど、きっとかなりいい気分になると思う。サーフィンは僕の人生だ。僕には海が必要なんだ。僕は2つの理由で日本でサーフィンをしなかった。一つは、津波で亡くなったサーファーたちに敬意を表すため、もう一つは、長い間サーフィンが出来ないローカルサーファーたちをリスペクトするため。僕が1カ月間サーフィン出来ないことなんて、そんなにひどい事じゃない。東北のサーファー友達、アズミさんが言った事が僕の心の中に残ってる。“カービー、僕らサーファーは強いんだ!” その言葉が僕を前に進ませ、これからもずっと行動し続けさせてくれるだろう。もう一度、サーファーみんなと一緒にサーフィンが出来る日を楽しみにしてるよ。全てが元に戻る日を、そして、僕らが一緒にサーフィンをした場所で、海に入り、少しビールを飲んで昔話をする日を待ちわびている。
僕がハワイで乗った最後の波を、この世を去ったサーファーたちに捧げる。
明日僕が乗る一番初めの波を、東北のサーファーたちに捧げようと思う。WE SHALL ALL SURF TOGETHER AGAIN! i’m with you all the way…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide