さあ、今日は出発の日だ。でもパッキングを始める前に荷物を出さなければ。全部が収まることを願うよ。昨日家についたみたいだよね。時間がたつのは早い。出発前に、いくつかあるよ。
1. みんなの支援、どうもありがとう。何千人もの人がWE ARE ONEプロジェクトに寄付をしてくれた。時間や、金額、寄付の種類に関わらず、僕らはそれぞれの努力に感謝している。リストはすごく長くてまだ続いているから、僕はみんなの寄付に返信してくれるセクレタリーが必要だよ。オアフからマウイ、ビッグアイランド、フロリダ、カルフォルニア、イタリア、イギリス、オーストラリア…世界中のすごくたくさんの国々から寄付が届いてる。言わなくても分かる通り、日本中からも来てるよ。日本人が日本人をヘルプすることは、見ていて本当に素晴らしいし、いい気分だ。君たちみんなにお礼を言うよ!!
2. 僕はすごい数のメールを受け取った。4人の人が僕宛てに”日本には行かない方がいい。被災地での作業の邪魔になるだけだ。飛行機のチケット代を赤十字に寄付した方がいいんじゃない?”とメールしてきた。これらのメールを受け取った後、僕は真剣に日本に行くべきじゃないのかと考えた。邪魔になるかも?赤十字に寄付することにお金を使った方がいいかも?実際に、何も言えなかったから返信さえ出来なかった。でも東北にいる何人かの友達と話をしたら、”来なよ!”の一言。簡単なことだった。僕は日本へ行った。日本へ行くという僕の決断は、人生の今までで一番ベストな決断だった。僕らは多くの人たちを助け、笑顔にし、心にふれあい、そして自分自身とも向き合った。僕の人生の多くが変わった。全てが良い方向へと。そしてみんなに教えておきたいのは、僕の飛行機のチケットと旅費の100%は、全て僕個人のお金だということだ。これが僕なりの寄付の仕方で、これから何年も続けるよ。
3. カルフォルニアで海水サンプルの放射能テストをする研究所を見つけた。福島、仙台、石巻へ海水サンプルを集めに行くつもりだ。そしてそれをアメリカの研究所に送り、結果を知らせてもらおうと思っている。結果を偽装することなんてしないよ。僕は政府じゃない。僕はサーファーとしてここにいるんだ。もし放射能がハワイの海に流されていたら、出来るだけ早くそれを知りたい。結果には2週間かかり金額も高いけれど、僕らサーファーにとっては、僕らのバックヤードである海で何が起きているかを知る必要があると考えている。
最後に、お金や物資をどこに送るべきか、僕に意見を求める人がたくさんいる。赤十字が、被災者は22億ドルもの寄付金をいまだに受け取っていないという文書を公表した。2ヶ月も経つのに、寄付金の配布の仕方を知らない。こんな大きな団体の運営の仕方を疑うよ。悪いことは言いたくないけど、大きな団体はフェアであるべきだし、全ての人に平等であるべきだと思うだけだ。僕らみたいな一般人にとって、ルールブックにはフェアなんて事はない。もし支援が必要だったら、誰かを支援すればいい。他の人よりもたくさんのものを持っていようといまいと、僕は気にしない。もし何か必要だったら、出来る限り、人のためになる事をすればいい。ほとんど壊滅状態のエリアへ行ってみれば、必要なものを持っている人はいないと分かる。東北にはまだたくさんの人が支援を必要としていて、僕らがそれを満たしてあげられたらと願う。僕らのバンが走っているのを見たら、止めてね。必要な何かを持って行くから。そして、必要なものがあれば、僕らにメールして欲しい。そのために、僕らはここにいるんだ。お願いする事に恥ずかしくなんてないよ。
飛行機に乗り遅れる前にパッキングにとりかかったほうがいいよね。日本で会おう!
**last, last. i want to thank our Go-Naminori intern Miwa-san for translating my blog as well as other blogs. it’s hard work and time consuming so just want to say from the bottom of my heart “Thank you very much.”