TEPCO AND IAEA

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ついに東京電力が3月11日以来の原発の損傷を軽視していたことを認めた。だけど彼らは近隣の住民に高い量の放射線物質があるという事は公表しなかった。僕は始めに原発が爆発したあたりから、何かすごく悪い事が起きていて、大気中や海に放射能物質が垂れ流されているって、とっくに分かっていた。もっと驚くことに、政府も東電もいまだに日本は安全だと言っている。彼らは原発から20km圏内を立ち入り禁止区域にしたけど、実際には40km離れていても高い放射線量が検出されるのを、僕は知ってる。車で福島の山を抜けた時、僕の放射線カウンターが狂ったように警報音を鳴らした。そこではおばあさん達が稲畑で作業していたし、子供たちは道を歩いていた。信じられないよ。
ここからはGOOD NEWS。原子力のスペシャリストたちが、原発事故を調査するために日本に到着した。来月には、20人のスペシャリストが事実を得て、IAEAに報告する。僕は彼らが何を発見するか注意深く見たい。東電や政府はきっと、すごくナーバスになっているだろう。
こういう状況の時は、僕らは真実を知った方がいい。放射線量の事実、放射能が日本からどれくらいの距離を飛んだか、そしていつ終わるか。2カ月以上も原発は不安定なままだ。周りの国々が気にかけている。日本へ旅行したがる人もいない。たとえ事実が悪いものであっても、僕らは知るべきだと思う。それが僕の物事の捉え方なんだ。
前にも書いたけど、僕はみんなに悪口を言いたい訳じゃないんだ。ただ言いたいのは、真実!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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