この写真はミッション2のメンバーが、古淵浜という失われた小さな村にいるところだ。僕らがこの村を見つけたのは、近くの人たちに必要なものはないか聞き回っていた時だった。村は津波に流されてしまったけれど、高台には4-5軒の家が残されていた。そこに住む地元の人たちは、避難所に行きたがらなかった。なぜなら、行方不明の家族の帰りを待っていたからだ。彼らは電気も水道水も使えずにいたので、食べ物いっぱいを積んだトラックでそこに行った時、これこそがそこに行く理由だと感じた。僕らは食べ物や水、洋服や野菜を手渡した。世界中で一番感謝の気持ちを持ち、親切な人たち。言わなくても分かる通り、強い気持ちを持つ人たち。こんな小さな村を見つけることが、ミッションを実行する目的のひとつだ。それは、最も助けを必要とする人を支援する事なんだ。