Okagesamade

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大学にいたとき本を読んだ。 “okagesamade (おかげさまで)” という本。 僕ら今ハワイに住んでいる日系アメリカ人4世の為に僕らの祖父母達がどんな努力や苦労をしてきたかの本だった。一生懸命働いて家族の為に人生を捧げてくれた。 nothing else mattered.
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僕の98歳のおじいちゃんはその完璧な例だ。8年前おばあちゃんが突然亡くなってそれ以来おばあちゃんのいる天国に自分も行きたがっていた。会いに行ってもおじいちゃんはそればかり言っていた。いつでもこう言った。”Kirby, もう私は十分だ。いい人生だったから私がもうおばあちゃんの元に行く番だ。” そして天国を指差す。夕べ遅くに彼の願いが叶った。今おじいちゃんは天国でおばあちゃんと一緒にいる。
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これがおじいちゃんと一緒に撮った最後の写真で一生大事にする。おとといおじいちゃんのベッドのそばにいたけどおじいちゃんは意識が遠のいていた。耳が聞こえてなかったのでボードにメッセージを書いて見せた。 “Please tell Grandma I said Hello. And I love you very much!” おじいちゃんは目を開けてゆっくり読み弱い腕をあげて僕にシャカをしてくれて最後に敬礼をした。そして天国を指差して目を閉じた。とても美しかった。これが最後だとわかっていたので帰る時はとてもつらかった。おじいちゃんは僕の泣き顔を見たくないだろうからおじいちゃんの前では泣きたく無かった。今は思い切り泣ける。 I love you and will miss you dearly Grandpa. i’m happy you are finally with Grandma. thank you for making me the person i am today. “i am who i am because of you.”

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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