U.S. Embassy Travel Advisory: Updated on June 9, 2011

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引き続き警戒し、我々は米国国民が福島第一原発より50マイル(80km)圏内へ立ち入りしないよう推奨する。いまだこの区域内にいる者には、避難もしくは屋内退避を命ずる。
**ここからは僕の考え。世界中の人が日本の全てが安全でノーマルだと考えているけど、いまだに状況は悪く、むしろ以前より悪い。原発はいまだに制御不能で3カ月の間、大気中や土壌、海水に放射性物質を放出している。余震は毎日のように起きる。村には、昨日津波が襲ったかのようにがれきがあちこちにある。僕は毎日友達や他の人から、日本へ旅行するのは安全なのかとメールを受け取っている。それは場合による。海に入ることが安全かどうかも、場合によるんだ。
もしアメリカ政府に聞けば、彼らは問題のある福島原発から50マイルか80km離れた場所に避難するように言うだろう。日本政府に聞けば、原発から12マイルか20km離れた場所に避難するようにと言われるだろう。誰を信じる?アメリカ政府にバイアスをかけず、国民を守る責任があることを考えると、その点では僕はアメリカ政府を信じる。彼らは3月11日以来ずっと、80km圏内にいるなら避難するように指示してきた。そして先月、飯舘村を車で通った時、僕のガイガーカウンターが高い放射線量の警報を鳴らしたのを見た。どうしてだろう? 原発から40km以上離れている場所なのに。3月11日以降も、人々はそこで生活しているというのに? 僕にとっては、それはクレイジーな話だ!
日本では、事態が終結するにはまだ時間がかかる。一つの町を通れば、全てが普通に見えるだろう。でも角を曲がって別な町へ行けば、そこは爆弾を落とされたような景色だ。どうか日本のことを忘れず、サポートしてほしい。そして日本のために祈ろう。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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