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僕はある朝クイーンズに行って、モニーツ家のキッズに”hey, ケワロでサーフィンしよう!”と言ったのを覚えてる。彼らはみんな”やだよ、僕らはベイビークイーンズが好きなの”と答えた。モニーツキッズは誰一人として今までケワロに行った事がなかったんだ。それは波がヘビーだし、浅いし、ローカルもサメもたくさんいるから。僕はセスをみて言った。”セス、おじさんと一緒に行こう!”と。彼はうなずいたので、車に押し込んだ。でもケワロへ行く途中、彼は一言も口をきかなかった。僕の車の助手席に座っている間、すごくナーバスになっててダッシュボードを見てるのがやっとだった。それは傑作だった。僕は心の中でゲラゲラ笑ってた。僕らはパドルアウトして、セスは一つ目の波を捕まえた。その後のことはご存知の通りだよ!もうクイーンズに行く事はなくなり、ケワロが彼らのホームブレイクになった。
昨日、セスがU.S. National Championになったことについてメールや手紙、電話をもらったけど、僕は泣きそうだったよ。この子は何年間も一生懸命に頑張って来たし、何年も真面目に取り組んだし、思いやりもある。そしてお兄ちゃんたちから何年もからかわれてきた。セスが手にしたものは当然の結果だ。セス・モニーツは真のチャンピオン!
僕の姉、トニーと僕ら家族のみんながセスを誇りに思ってる。僕はみんなよりずっと誇りに思ってる。この子とハワイのことを思うと僕がどんなにハッピーか表現できないよ。カリフォルニアは波がいつも変化するから、コンテストで勝つには難しい場所だ。ローカルはいつもコンペでは優位に立つけど、セスは一番手と対戦して彼らのホームブレイクで彼を破った。僕は言葉を失ったよ。
これは初めて僕がセスに宛てた手紙:
hey セス。僕は君を誇りに思うよ。君がサーフィンで目標を達成した事は素晴らしい。僕もそこにいて、他のハワイアンと一緒にビーチで君を担いであげたかったよ。君は勝ったとき輝いていたし、負けた時も輝いていた。そこが重要なんだ。君は素晴らしい子だから、今回サーフィン界で輝く出番がきた。カリフォルニアに行って、6桁の給料を稼ぐ有名なブロンドヘアのキッズたちと彼らのホームブレイクでサーフィンした事は、価値があるに違いない。ずっと冷静にサーフィンすれば、きっと大きな出来事がやってくるよ。でも大きな勝ちを手にしたけど、君の気持ちの中にはフリーダイビングとスピアフィッシングがあるって知ってる(笑 当たってるでしょ? 戻って来たら、一緒にまた行こう。その時まで、偉大な勝利、ハワイを代表したこと、キッズの祝福をエンジョイして。僕らはみんなハワイで君の事を待ってるよ。uncle kirbyより

これはセスが初めて乗ったケワロの波のひとつ。こんなにキュートなサーファーはいないでしょ?僕はそう思うよ。

hey girls, 彼に近づかないでよ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide