Indo Foil Wipeout

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僕はこの旅で沢山のことを学んだ。それはフォイルはインドネシアでするにはベストではないということだ。まず波がパワフル過ぎる。波がリーフにぶつかるパワーが凄すぎるから、より素早くフォイルを立ち上げないといけない。2つ目は急勾配すぎるということ。浅瀬で波がブレイクするから急勾配でフォイルが押し上げられてしまう。そして最後に、浅いということだ。どのスポットもフォイルするには浅すぎる。僕はこの旅で色んなところを見てきたけど、十分な深さのスポットを見つけることができなかった。またここにフォイルを持って行くかって?多分持って来ないだろうね。

全てのことを知った上でまたトライしてみた。このブレイクするポイントへ行ってフォイルに乗り、鋭いリーフの上を滑って行った。アウトへ行くことはリーフや波から同時に素早く身をかわす大きなチャレンジだった。

さっき僕が言ったように波が急勾配でパワフル過ぎる。頑張ったけど何度か落ちて死にそうになった。こんな感じで落ちて欲しくないよ。この後すぐにフォイルが僕の上を走って行った。そしてラッキーなことにナイフのように僕をカットしなかったんだ。何時間も離れたところにしか病院もないしね…。

でも絶対諦めなかった。僕はフォイルで2本波に乗って3本ちょっとひどいワイプアウトをした。もうフォイルは十分納得するまでしたのでボードバッグにしまった。インドは危険すぎる。そしてもし、こんな離れたところでケガをしたら、もう僕はおしまいだったよ。クールなことは僕が多分、南スマトラでフォイルをした最初のヤツだろうってことだ。だってまだ誰も見たことないからね。thank you Takami-san for sitting on the hot beach taking these photos.

素晴らしいサンセットだ…僕はこの旅は人生で最高の旅の1つだったって言えるよ。僕はここの波がこんなに大きいとは知らなかった。僕は昨日ビッグウェーブのスーパーセッションをした。そのことは決して忘れないだろう…
楽しみはもうおしまい。さあ家へ帰ろう…
(翻訳:タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide