アイゼアと貴重な時間を過ごせてすごくハッピーだった。人生についてトータル10時間はおしゃべりしたよ。アイゼアは携帯を持ってないから、いつでもその瞬間を生きてる。この子のこういうところが好きなんだ。彼が携帯を持っていたら、マオさんは迷子になっていたかもしれない。彼はスポッターだから。だけど、僕らの視線は彼女に向いていて、この子が迷子になるなんてことはあり得なかったよ。
マオさんが何か必要なときは、アイゼアが立ち上がり、シャツを脱いで海に飛び込んだ。こういう時は本当に機敏だった。
アイゼアはこういうことをするタイプじゃなかったけど、海のことになると何でもできるんだと思った。モニーツファミリーのなかで一番のオールラウンドなウォーターマンだ。
水を差し入れして応援の言葉をかけ、精一杯サポートしてた。マオさんが、レースの5時間でこんな風に笑顔になれるなんて思わなかった。
そして今回面白かったのは、僕らはマオさんのことを知らず、マオさんも僕らを知らなかったってこと。彼女の初めてのモロカイレースで、スポットについたのもアイゼアにとっては初めてで、僕がエスコートしたのも初めてだった。唯一、ぼくらに共通してたことは、みんな海が大好きでリスペクトしてるってこと。もちろん、海はこの思い出の一日に、マオさんがワールドチャンピオンシップに輝くというご褒美をくれたよ!
マオさんは沖縄に住んでるよ。沖縄にいる友達のみんな、彼女がホームに帰ったら、祝福してあげてくださいね。彼女は頑張ったよ!