We Are Oneマネーがどこに使われたか知りたい?まず、この話を伝えておきたい。石巻の海岸近くにある中学校が津波によって被害を受けた。何人かの命が失われ、運動用具なども含めて全てが流された。2人を除く子供たちはみんな家を失った。何も残されていない、学校もない、野球のユニフォームもなくなった。でも知ってる?試合は必ず開催されるんだよ!!! 子供たちは借りた道具で野球の練習をし続けて来た。リョーコさんとナオミさんが僕らにそれを教えてくれて、すぐに決心がついたよ。僕らは寄付で集まったお金の一部を、この野球チームの新しいユニフォームを購入するのに使ったんだ。ぎりぎり間に合ったよ。
だから昨日、僕らは新しいユニフォームでプレイする北上中学校のチームを応援しに行って来た。スタジアムに入ったとき、鳥肌が立ったよ。みんなが寄付してくれたお金のおかげでその子供たち一人一人が野球をプレイできてるんだって考えていたから。なんてハッピーなことだろう。僕が野球に関して考えていたのは友達のホリイと、食べて寝て野球という生活の2人の息子のことだった。彼女は試合の間じゅう、ずっと泣いていたんだ。そう、だから本来のユニフォームがないままチームが試合に出ているのを見るのは悲しかった。
試合の後、子供たちは一列に並び、チームキャプテンが僕らのところに来てお礼を述べた。そして彼らはみんな一緒に”ありがとうございました!”と叫んでくれたんだよ。また鳥肌が立ち、言葉を失った。コーチも、お礼を言ってくれた。僕は今にも泣きそうだった。勇気ある子供たちの目や、尊敬のまなざしを持った子供たちの視線を見たら、本当に素晴らしい事をしたんだという気持ちになった。地震から4ヶ月が経ち、物事は確実に前に進んでいる。僕らは支援するためにここに来たんだ。他にも支援を必要としている子供たちがいたら、どうか連絡して欲しい。僕らにとっては毎日が新しい一日。前を見て、決して振り返らない。僕は3月11日の震災で残された人たちからこれを学び、そのことが僕の人生を永遠に変えたんだ。
NOW LET’S PLAY BALL!
**リョーコさん、ナオミさん、ふさわしい人とのつながりを持たせてくれて本当にありがとう。これからも一緒にミッションを続けていこう!