PH BY CALLAHAN

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僕はサーフィンを初めて以来ずっと、11月から2月までノースショアに滞在している。ノースショアにいれば十分だから、その何か月間は旅行にも行かなかった。僕の気持ちはバックドアでバレルに入ることと、”カバーショット”を撮られることにフォーカスされていた。そうだよ、それも僕の仕事の一部。出版されたマガジンは廃刊になってしまって、もう”カバーショット”がそんなに重要じゃ無くなってしまったけど。そして僕はビッグウェーブでサーフィンすることとデカいバレルに入ることが大好き。でもその何か月間に別な場所を開拓して移動してみる時がきた。自分の決まりきった型を抜け出す時が来たんだ。僕は1月にトリップに出る予定を立てているから、2月にしようかな?サーフデスティネーションについて情報が必要だけど、オンラインでは検索せず、世界中の友達に聞くだけにした。

ワールドフォトグラファー/トラベラー/ジャーナリストのジョン・キャラハンとは1988年から知り合いだ。ジョンと僕は昔からの友達で、旅の途中にワールドクラスの波を見つけて来た。僕らが旅して来たのは、フィリピンの死をイメージさせるような波や、ニューカレドニアのパーフェクトなブルーのバレル、モルディブの初めて発見した波。キャラハンの写真はいつも驚かせてくれるよ。色合いにもアングルにも、プロフェッショナル魂にもね。
キャラハンに2月にサーフィンするならどこがいいか聞いてみたら、すぐに返事が来た。PH 、フィリピン。

僕のサーフィンのコンセプトはかなり変化した。ひざサイズの波でもサーフィンしようと思うし、20フィートのクローズアウトの波でも充分楽しめると思う。ただ海があれば入りたいと思うし、出来る限りいつでもそうしていたい。旅をするのがすごくワクワクするよ。探検したり、何が起きるかすごく興奮するよ。僕にただ必要なのは、1本のサーフボードとカメラ1つ、スピアガン1本。それがあればサーフィンも出来るし記録して、食事が出来る。
改めて、素晴らしい写真を送ってくれたキャラハン、ありがとう。君のアジアに関する専門知識はすごく助かるよ。シンガポールではこれからも全てが上手く行くよう祈ってる。もしサーフトリップに空きが出たら、僕も仲間に入れて!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide