Tohoku to Hawaii: Small World Happy Ending

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omg, この世界はとても広いがとても狭い。ハワイの人里離れたビーチで見つけた日本の漁船の残骸覚えてる?ブログに載せたらすぐに広まった。最初に石巻の友達の阿部さんからメールがきて持ち主を探してくれるという。そして翌日には彼の従業員の親戚のものだとわかった。そして同じ日に、ハワイに住んでる日本人サーファーガールが日本の兄弟に知らせた。石川さんは災害救援団体 “It’s Not Just Mud” のディレクターで持ち主を探してくれると言ってくれた。翌日には見つけてくれたよ!そして石川さんの友達が the We Are One 北上店で英語の先生をしてるそうだ。彼はそこでなおみさんにも会ってる。なんてアメージングな世界に僕らはいるのだろう。
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最初のこのボートを見つけたときは寒気がした。毎日僕は海にいるが日本からの残骸は見た事がなかった。 yeah, 岸に残骸が寄せられたとか聞いたことあるけど4年以上も経ってから美しい白い砂浜にボートを見つけるなんて。 OMG! 自分の中で”そっとしておこう”という部分があった。理由は悲しい話を知りたくなかった。でも”オーナーを探さないと”とも思った。僕だったら自分のボートがどうなったか知りたい。
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石川さんが昨日石巻の雄勝まで言ってくれてどこからボートが流れてきたのかを説明してくれた。小さい漁港が海の目の前にある。この港が北上のWe Are One と小渕浜の間にあるなんてアメージングだ。どちらも僕はよく行っていたのでここもきっと通っていただろう。
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石川さんは昨日ボートのオーナーに会いに行ってくれた。彼の名前は阿部さん。ウニやのりをとるのにボートを使っていた。津波が来る前日翌日の漁の為に陸から海に入れたところだったそうだ。そして津波が来た時は幸運な事に彼らは村を離れていたそうだ。
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阿部さんの素敵な奥さん。二人とも漁業を引退していて今回ボートがどうなったかがわかってとてもハッピーだと言ってくれた。
だからとてもハッピーなエンディングだった。手伝ってくれたみんなに感謝したい。阿部さん夫婦同様に僕にとっても解決となった。ハワイの美しいビーチにあることボートをこれからはほっとしながら二人の顔を思い出して見る事ができる。オーナーが元気でハッピーでいるとわかったから。 so am i!
We Are One!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide