Splitting the Peak

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よく見ると、僕がバックドアの波にパドルしているのが分かるはず。アリのようなドットは全部サーファー。パドルしながら、あちこちを這い回る人たちがみえる。バックドアではみんな、どの波にも乗りたがるからね。まさにそこは戦場のよう。僕はライトへ、カヘア・ハートはレフトへ。こうするのを”Splitting the Peak”と言う。サーファーの群の中には有名なプロの姿もあったよ。イズキール・ラウ、バロン・マミヤ、ミック・ファニング、ヤゴ・ドラ、リオ・ワイダ、イーライ・ハンネマン、ジョシュア・モニーツなどなど。彼らとのサーフィンは最高だった。


35年間ずっとバックドアでサーフィンしてきたけど、テイクオフポイントが全く同じっていうのはクレイジーだ。松の木を目印にして見慣れたリーフの真上で、ただ波を待つ。6’6のKerry Tokoroのボードに乗ったら、ソリッドだった。何度もドロップしたけど、ワイプアウトせずに成功した。


55歳になった今でもバックドアでチューブに入れるなんて、思ってもいなかった。僕は人生のボーナス時期を迎えているから、どんな経験も自分にとってのボーナスだよ。超ありがたいな。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide