Shark Week

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海にずっといたから、僕たちみんなはシャークがいるってことがわかったよ。僕は人生で何千回も見て来ているよ。でも最近はさらに遭遇率がアップしているように思うんだ。何年もダイビングしてきたけどビッグなタイガーシャークがボートの方まで泳いできて、僕たちの目で見たのは初めてだよ。あの目、シマシマ模様、そして凄くワイルドな物の塊であるボディを見て、美しかった。僕たちはまだダイビングをしていたけど、もちろんいつもあの好奇心のあるタイガーがすぐ近くにいるってことは心の片隅にあったよ。

釣竿で釣りをしていた時でさえ、サメはルアーを噛み続けていたよ。そんなことが起きた時に、1番しないといけないことは、近づいて、サメの口から釣り針を取ってみて、噛まれないことを願うだけ。

これは凄かったよ!

ちょうどその時、僕たちは海に入って、またダイビングをスタートしたよ。3匹のサメが僕たちのことを見に現れたんだ。見下ろしたら、ダークブルーしか見えなくて、深い海の底から突然、3つのビッグな影がゆっくりと近づいて来るのを想像してみて。そんなことは何度もあったけど決して慣れてはいない。あれはみんな間違いなく一瞬心臓が止まっていただろうね。

最後のダイブでサメはJoshua の浮きの死んだ魚を襲ったよ。そしてそれが無くなるまでやっつけていたんだ。それで僕たちのダイビングセッションは終了になったよ。ハワイではクレイジーなサメで持ちきりの1週間だったよ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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