Mauna Kea Mana

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昔の写真を見返していると次のサーフトリップのプランを立て始めたくなったよ。この旅は大昔にフィリピンへ行った旅なんだけど僕はまだバレルのことや食中毒になったこと、ジャックダニエルのこと、そして小さな島へこのボートで旅をしたことを覚えているよ。

それからこの写真を偶然見かけたら、次のサーフトリップはどこにするべきなのかはっきりわかったんだ。これはフィリピンではなく他のどこかだ。バレルをゲットしたり、食中毒もないし、マッサージは安いし、夜市は最高に美味しいし、ラインナップも空いている。この後すぐにフライトをチェックするつもりだよ。

反対運動をしている間にマウナケアへ行くことは、素晴らしい学びの体験になった。政府は人々のためになるはずだって思っていたに違いないけど、もし人々が政府がやったことが気に入らなかったら、彼らには声を上げる権利があるんだ。ハワイアンたちは数百万の開発を止めるだけでなく、こんな風にストップさせることができたんだ。他の方法は上手くいかなかった。だから僕はビッグアイランドの人々をリスペクトするよ。なぜなら彼らは声を上げて、正しくないって思った開発をストップしたからね。

高齢者、労働階級の子どもたち、そして凄く沢山の人々が開発をストップさせるのに現れたのを見ることは凄くアメージングだったよ。僕はずっと鳥肌が立っていたよ。ハワイアンたちがハワイを守る。僕は以前には見たことがなかった。だからそれは凄くエモーショナルだったよ。

僕はMateusを一緒に連れて行ったんだ。なぜなら違うローカルの人たちがやっているのを自分の目で見て欲しかったからなんだ。何千人もの人々の光景、伝統的なハワイ音楽のサウンド、そして最も重要なのはマナを感じること。僕の希望はハワイとその人々についてどんなふうに感じたかで彼に決断してもらうことなんだ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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