What if…

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僕は1992年にサラリーマンというキャリアを求めて日本へ行った。大学を卒業し履歴書もあった。今でも僕の言ってる事が冗談だと思ってる人がいるけど本気だった。日本に行く1週間前には liberty house(現在のmacy’s)にて1000ドルで2着のスーツを買った。車やテレビなどハワイにあるものすべて売って、自分の大事なペットの魚まで友達に譲った。このスーツは日本に行く前に家で試着し、それが最後だった。今考えてみるともし日本でサラリーマンになってたらどうなってただろう?今みたいにハッピーじゃないだろうけどちょっと興味がある。まったくの会社員になってるだろうか?それともアル中?成功してる?それか週末サーファー?それか仕事辞めてサーフィンに戻ってるか?まあそうだろうね。でもトライしてみたからね。今思うとチャンスと掴んで自分に合った道を見つけたんだ。サーフィンを通して見る事ができなかったかもしれない世界を見れてる。これは僕を利口にしてくれたし、自分が今持ってるものへ感謝できる。ローレックスの時計やベンツの車、何億もする家などは僕にはいらない。今自分の回りにあるもの、この世界で出会った友達で僕は十分ハッピーだ。これは何にも換えられない。でも時々”もしも、あの時。。。”と不思議に思う時もあるんだけどね。。。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide