Barrels of a Lifetime

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1990年代のこと。当時は毎日バックドアでサーフィンしていた。こんなチューブになる日、僕はそこに身を置いた。過去にバックドアでサーフしたことがあるなら、どれくらい危険か、そしてどれくらいのご褒美があるかがわかるはず。そこでは命を落としたサーファーもいるが、人生で一番のチューブに入ったサーファーもいる。ハイリスク、ハイリワード。これはロングバレルライドには最高のサイズだ。基本的にはパイプラインでテイクアウトし、ビハインドからチューブに入らなければいけない。この一本はメイクできたのか覚えていないけど、ここでは何百本ものバレルにプルインしてきた。何度かケガをしたけど、生きていてよかった。そしてもちろん、僕の人生最高のバレルは全部バックドアで実現している。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide