Rough Seas and Sore Eyes

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波が小さかったから、しばらくロングボートに乗ってた。タイミングやスタイルの練習になるんだ。正しいタイミングを身につけると、スタイルは後からついてきて、いろいろといい感じになる。こうするのは見かけよりもずっと大変だよ。

次の波ではショートボードに乗った。サーファーが1番難しいとしているのはタイミングを合わせること。でも、このサーファーは違う。彼女はいろんなサイズのボードを行ったり来たりして、きちんと波に乗る。これも見た目よりずっと難しいことだ。

こないだ開催していたMolokai to Oahuのためモロカイ島に向かうボートを見かけた。僕は伴奏船のキャプテンを2回勤めたけど、2回とも最強にラフなコンディションだった。今年その仕事につかなかったことには後悔してないよ。何歳になっても、海峡を往復すると身体がしばらく痛くなる。それほど荒れていて危険なんだ。誰にでもできることじゃないよ。

そしてストームが来て辺りは真っ暗になった。強風と雨が眼に突き刺さり、何も見えなくなる。これも誰にでもできることじゃない。2日間もこんな荒れた海にいず、僕はいまハワイの島に上陸していられるのがハッピーだよ。身体が”ありがとう”って言ってる。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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