Back to Taiwan: Day 2

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台湾のサーファーはスーパークール。川に入ろうとしていたら、女の子が僕を呼び止め、危ないと教えてくれたんだ。言うことを聞いて、回り道パドルしたよ。


こんな波とは期待してなかった。海をじっと眺めながら海岸線をドライブした。橋を渡ったら、視界の片隅に波が見えた。急ブレーキをかけてUターンして、海に直行した。車を停めたら、誰も乗らないこのパーフェクトウェーブがブレイクしていた。バッグからボードを出してワックスをかけ、最速でパドルアウトしたよ。パーフェクトライトを独り占めでサーフ!


台湾サーファーはクールだ。ボードが折れたら、泣く代わりに笑ってる。いいね。


このポイントがなんというのか知らないし、どうして波があるのかもわからない。ただ分かることは、オープンマインドで波を探せば、見つかるということ。そして見つけたら乗る。


結果的に、起こるはずのないセッションになった。橋の隙間から見ていなければ、通り過ぎて見落としていただろう。次に台湾へ行ったら、このポイントは僕のトップリストに入るだろう。最高にいい波だった!


だからサーフトリップが大好きなんだ。ただ流れに身を任せ、何が起きるかを見る。母なる自然がキミに優しくしたかったなら、そうしてくれるだろう。


海で超クールなジャパニーズサーファーに会った。湯河原のジュンヤ。彼はシュンやヨーちゃんを知っていて、結局すごい繋がりがあった。僕らは出会えてエピックな波をシェアできたことにストークしたよ。


そのサーフセッションのあとはざっくりと海岸線をドライブし続けた。地震や台風、地滑りのせいで、いまだに道路のあちこちには岩があった。人生最高に恐ろしいドライブだった。


自然災害のせいでホテルはまだ空いていた。スタッフに、ドライブする予定だと話したら、僕をクレイジーなのかという目で見て、”BE VERY CAREFUL!”と言った。Great advice…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide