No Deer!

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ハワイではまたビューティフルな1日だった。アラモアナでのモーニングサーフは楽しかったよ。昨日よりも少しビッグで、風も少なかったし、さらに沢山の波があったんだ。

新しい釣り糸をつけて、釣竿をクリーニングしたんだ。というわけで、僕は今釣りの気分だったんだ!

今朝ボウルズでアンティーの1人と話をしていたんだ。彼女は6年間病気をしていて、死ぬような思いをしたって言っていた。すこぶる健康から一晩で死にかける。どうして?彼女はボウルズのアンクルの1人が鹿の刺身をくれたって言っていたんだ。彼女はそれを食べて、ひどい病気になって、彼女の猫にもあげたら、その猫が死んだそうだ。化学療法治療を含めながら、彼女の体の外へウイルスを出すのに6年かかった。

僕の中の1人は彼女がそのことを話してくれてハッピーになった。そして僕の中のもう1人は鹿の刺身が大好物だから悲しかった。僕がもはやそれを食べないかどうかはわからないよ。彼女はそうならないようにどんどん話を続けたんだ。そのおかげで考えさせられたよ。

だから今モロカイ島へ行ったら多分生の鹿肉を山葵醬油につけないだろう。そしてもはや洞窟に住む人のようにそれを食べないだろう。ガッカリだよ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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