Broken Board/Broken Nail: Double Ouch!

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日の出と同時にノースについた。波は小さいな?どうしようか?とにかく、バックドアでパドルアウト。僕は波を待って、待って、待ち続けた。サイズが上がって来て、幸いにも初めの2つの波で2つのバレルに入った。そのあと、3つ目が来た。すごく良さそうだ。テイクオフして、プルイン。バレルに入るためスピードを上げようとボードを波に当て、しばらく滑ってた。もう一度波にボードを当てて出口をみたとき、突然後ろから波が僕を吸い込み、リーフの上で炸裂した。僕は、2つに割れたボードと海面に上がって来たよ。足の親指がズキズキ痛かった! そんな日もある。

ノースショアでのサーフィンでマジックボードが壊れること。そんなことは良くあるけど、まずその次にすることは、車に走って別のボードを取りにいき、パドルアウトして戻ること。波がジャンクになるか、混んでくるまでサーフィンを続ける。家に帰るまでは落ち込むこともなく、ただ2つになった可哀想なサーフボードをみてた。ホントにがっかり!

ノースショアでのサーフィンでケガをすること。バレルの中で波にやられたあと、足をリーフに引きずり爪が当たったみたいだ。爪が剥がれて血が出てた。僕は爪をぎゅっと押し付けて戻そうとした。そして海に戻り、サーフィンを続けたらすぐに、痛みがひどくなってきた。こういう傷の悪いところは、治るのに時間がかかるってことだ。でも僕の爪が剥がれてしまっていいことなんか、何もない。バックドアは今はすごく浅いから、バレルに入ろうと決断する前に、君の人生に何が起きるか知っておいたほうがいいよ!
最後に、早朝にそこで北田力也に会えて嬉しかった。日が昇る前にアウトで日本人のプロサーファーに会うのは大好き。なぜって?だって、彼らは撮影が目的ではなく、自分自身のために来てるってことだからね。日が出る前のビーチにはフォトグラファーは一人もいないし、見ている人さえもいない。もし最高のバレルに入っても、誰も見てくれないかもしれないんだよ。Hey, 力也、また会えて嬉しいし、良い波にのれるといいな!ビーチで見てる人は誰もいないけど、僕は君が乗った波の後ろで水中から見てたよ。keep on soul surfing!
明日の朝はどうかな?またドーンパトロール!see you out there!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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