5:45am。強い南風。タウンは吹き荒れてる。ノースショアは上がった。ブイは11’14秒。今日の終わり頃にはビッグサーフになりそうだ。大雨、雷、洪水注意報。ハワイはあまりナイスデーじゃないけど波はあるよ。またね。
プロサーファーのdave rastovichと彼の奥さん、そしてとても有名なアメリカの女優hayden panettiere(ドラマ「HEROES」のチアリーダー役)は日本の太地にイルカ漁への抗議運動をしに行っていた。全米のニュースでやっていてネットはどこでもこの話は取り上げられている。今まで知らなかった人もこれで知る事になるだろう。これはとてもデリケートな問題だ。僕もこれについては時間があるときに書きたいと思っていた問題だ。今はまだ時間がなくてじっくり書けないけど、僕が言えるのは両方の意見があるということ。そう、このビデオは最悪だ。フィリピンで犬を唐揚げにしているビデオや中国で生きてる猿の頭を割って脳を食べるビデオ、インドネシアで子豚の心臓にナイフを刺してケツから棒を刺し丸焼きにするビデオなどと同じだ。ここアメリカで家にいながら他の国の人たちがやってる事を批判するのは間違ってる。でもdave rastovichや他、反対運動に参加し現地まで行き自分たちの目で見に行った人達のことは評価する。それがまず始まりだ。勘違いして欲しく無いけど、これは悲しく僕も太地でやってる事には賛成しない。でもただイルカを殺しているという簡単な問題ではないんだ。太地での何百年も前からの文化でもある。彼らの生活で実際現地の日本人漁師達と話をしてみればもっとよく彼らの意見も理解できる。僕は多くの日本人漁師を知っていてみんなに聞いてみたけ問題だとは思ってない。そして彼らにとっては何の問題もないんだ。牛を殺すアメリカ人達はどうしてそんな事をするのかと聞くのと同じ事だ。違う国では文化や生活習慣が違うのはわかるし、これも生活の一部だ。例えば昔ハワイアンも亀を殺して食べていた。僕が子供の頃週に一度くらいは亀を食べていた。目の前で頭を切り落とされたり、甲羅をはがされたりしてるところを見た事がある。これもハワイアンの文化の一部。これって正しい?他の国ではきっと正しいとは思われないだろう。でもここハワイでは普通の事だった。みんな亀、イルカ、くじら、犬、猿、そして豚も大好きだ。他の国でやってる事に同意できない人もいるけど、他の国の生活習慣だ。だから僕は実際太地を訪れてみて、ただイルカ漁を辞めさせようとする簡単な事ではなく、これは何百年もの日本の文化を変えようとしているのと同じ事がわかった。そしてもっと大事なのは現地の漁師の人たちの生活だって変わってしまう。そしてそれは大きなチャレンジだと思う。
誤解しないでね、僕はイルカは大好きだ。もし世界を旅しないであのイルカ殺しのテレビの映像を見たら僕だって腹が立ってた。でも僕は何年も旅して回って違う文化でのいろんな人たちの生活があるのを知ってる。人々、文化、日本のすべてが僕は好きだ。日本の多くの友達がこの問題の間に挟まれ困っている。とても複雑で複雑すぎて今自分が何を書いてるのかもわかんなくなってくる。今のこの問題の現実を僕は知ってる。僕は中間だ。今僕がわかるのはイルカやくじらを獲る事は協力できない。だからシーワールドもだめだ。あそこにいるイルカやくじらはどっから来てると思う?ちょっとへこむけどこれもスタートだ。
これはとても敏感な問題でただ僕の思ってる事を言いたかった。だから嫌悪メールは送ってこないでね。この問題について前回この話を全部知らない誰かからメールが来た事がある。彼はきっとパスポートすら持ってないだろう。旅をする事で物事や人を評価する前に両方の話を聞いて自分の中で結果を出すと言う事を僕は学んだ。このデリケートな問題についてはもっと言いたい事はあるけどゆっくり時間をかけられる時にしたい。みんなが思うより複雑だよ。僕が言いたいのはアメリカにいる人たちはみんなテレビやビデオでこの映像を見ただろう。そして批判する前に両方の意見を考えてから自分の意見を出してほしいと言う事。。。