Goodbye my friend

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昨夜、友達から電話があった。折り返すようにってメッセージが入っていたけど、彼女の声のトーンで何か悪い事があったと思った。彼女にコールバックしたら、バッドニュースを聞いた。仲の良いサーファー友達のDwayne Scharschが亡くなったと。OMG. 2カ月前にサンディビーチで溺れ、昏睡状態になったDwayneだ。彼は3週間後に何事もなかったかのように目覚めた。その後、僕らは電話で少し話したし、彼が海に戻りたがっていたってことはみんなにも教えたはず。Dwayneは僕が知る誰よりもサーフィンが好きだ。ベストウェーブを求め、毎日何時間もサーフィンしてた。
12月22日にはラインナップにリエントリーして、そこにいた僕は目の前でミラクルを見たんだ。3日間ボウルズで一緒にサーフィンして、いつも通りに戻ってた。海に来てベストウェーブで次々とターンする、以前と変わらないDwayne。彼が戻って来たことは僕らみんながハッピーだった。all the hugs and all the aloha.
昨日の夕方、Dwayneはマカプウ近くのシークレットポイントで友達とサーフィンしてた。そして岩場に打ち上げられた彼が発見された。危篤状態で病院に搬送され、そこで命を引き取った。
何が起きたか全然分からないし、みんなにとってショッキングなニュースだった。昨夜は電話もらったけど、出たくなかった。信じられなかった。今でもそうだ。彼と永遠に会えなくなるのはすごく悲しい。だけど同時に、彼が2度目の人生のチャンスをゲットして、何よりも愛するサーフィンをして時間を最大限に過ごしたことは嬉しいよ。先月天国から目覚めて、100本の波をキャッチし、家族や友達とクリスマスやニャーイヤーを過ごし、そしてまた天国に戻った。彼のストーリーは僕の人生を大きく変えるだろう。

Dwayneがサーフィンに復帰した2012年12月22日にボウルズでこの写真を撮った。ビッグハグをしたことは一生忘れないモーメントだ。Dwayne, you will be missed my brother. 一緒にコンテスト出たりパーフェクトウェーブでサーフィンしたことはずっと覚えてる。またきっと一緒にサーフィン出来ると思う。その時まで波はネバーエンディングだよ。Rest in peace!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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