Just Do It….

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こんばんは。早朝にバックドアに行き波は思ったより良くなかった。昨日よりだいぶ落ちて風が波をバンピーでジャンキーにしていた。でももう僕はそこにいたのでセッションしようと思った。結局3時間以上も入ってた。。。すごく寒かったけどパドルアウトしてよかった。いつもなら数本乗ってあがり自分のカメラを持つところだ。でも今日はそうじゃない。今日みたいな日を長く待ち過ぎ。ただサーフィンしたいだけ。

今日のこの写真を送ってくれたgordinhoに感謝。朝7時の太陽が出る前に僕はパドルアウト。待って待った。良いのをいくつかゲットしたけどすごいのをゲットしたかった。だから待って待った。そして来た、パーフェクトなフレームのセットが僕の方に。これがテイクオフ。

くそしてる訳じゃないよ、バレルに入るのに落としたかった。だから手を落とした。でもちょっとしたセクションが僕の頭を折りそうだったので土壇場でまわる事にした。。。

ボトムに行きボトムターンをセット。この大きな壁がそびえ立つのが見えた。バレルをゲットするのはわかってたけど次に何が起きるかわからない。。。

プルインそしてハイラインに乗りバレルにスピードイン。。。

後ろから吐き出されるのを感じた。なかなか気分がいい。

5年前これでバレルでメイクできると思わなかったし、誰かが目の前でパドルアウトしてくるのも見えたのでボードからジャンプしていただろう。

でもそのかわりつかまって目をつぶったよ。(笑)

そして出てきたら結構うれしかった。波1本がサーファーの1日をメイクした。
今朝ずっと波はそれほど良くなかった。実際悪くてとても曇っていた。僕がパドルアウトした時はビーチにフォトグラファーが誰一人いなかった。でも別にいい。僕は昔太陽が出てフォトグラファー達が来るのをビーチで座って待った。そうなると遅過ぎ。バックドアのトリックはただ行ってトライする事。雨でも晴れでも風があろうが寒かろうがただ行く。そう、込んでてあまりグッドウェーブがなくても行かないでトライもしなければわからない。時々最悪な時にパドルアウトして人生でベストな波をゲットできたりもする。それがサーフィン。あまり期待してない時に限っていい事が起きる。そしてそうなれば誰も笑顔を消す事ができない。誰も!!今朝このシークエンスを撮ってくれたgordinhoにありがとう。誰も撮ってないと思ってた。今あのバレルから出てきた時よりハッピーだよ。。。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide