ONE Market

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アベさんと石巻の状況について話した。復興はすごく遅くて、被害がひどいエリアはいまでも同じ状況だと教えてくれた。そして、3/11以降ずっと福島原発のニュースをチェックしてたけど、2年半後の今でも、放射線物質は海へ垂れ流し。原発のニュースをチェックする唯一の理由は、”100%安全!”っていうヘッドラインを見る日が来て欲しいから。それまでは信じてる。
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久しぶりにハードドライブをクリーンナップして、写真を見返してた。昨日のことのように思い出がよみがえって来た。ローラーコースターみたいに複雑な感情になる。僕はこの写真を見つけた。これは、初めてのミッションのときのWe Are Oneのミッション1チーム。放射能について、実際はどんなものか、何も分からずに走ってた。健康をリスクにさらされ、他の人に支えられて生活をする、普通の人たちがいた。僕らのファーストミッションはたぶん一番重要なものだった。どこが一番支援が必要なのか、福島の放射能問題はどんなものか、そして僕ら自身について、学んだ。涙をこらえる方法や、愛情の表現の仕方、支援の方法や、僕らはみんな一緒だっていうことを学んだ。
改めて、7回も実現させてくれたWe Are Oneチームには心の底から感謝の気持ちを伝えたい。みんなこれからもずっと大好きだ。みんながしてくれたことは一生忘れない!
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道路はいまでも壊れたままで、ガレキもあちこちにあり、停電や断水、支援もない。水のような日用品が必要な場所を見つけ、牡鹿半島の漁師さんたちに出会った。写真を撮ったり、質問をしたり、ここで何が起き、何が起きていないのかをリポートするのが僕の仕事の一つでもあった。ほとんどずっと、ひどい話を聞いて、心が張り裂けそうになってた。言葉は理解できなかったけど、目を見ているだけで、気持ちが理解できるようだった。今でも涙が浮かんでくる。
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北上は被害が大きかった場所の一つ。多くの子どもたちの命が失われたこの学校を通り過ぎるのは、すごく辛かった。でも、橋を渡り、ナオミさんのWe Are Oneマーケットが力強く建っているのを見ると、悲しみが嬉しさになった。
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We Are Oneマーケットが大規模に建設中のときに、丘の上からこの写真を撮った。これは、希望、強さ、そして復興への道のりを表している。しばらく東北に行っていないけど、11月に行けるといいな。i miss the people, i miss my friends, and i miss japan. see you soon!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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