16 men, 7 tuna

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パナマは雨季で、毎日が雨だ。昨日は最悪だった。ダイビングしていたら、雷鳴が聞こえ、海に雷が落ちてた。魚を探してるときに光るのはかなり怖かった。こういうのをハードコアダイビングって言うでしょ?超クレイジー!ケアラとジョナサンが掴まってるところ。
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日焼けしようとビーチにいくツーリストなら、ここはそんな場所じゃないよ。パナマはスーパーホットだと思って来たから、ジャケットは持ってこなかった。大間違い!
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そして、ここ5日間、毎晩ツナを食べてる。しばらくツナはいいや。ぶ厚いジューシーなリブアイステーキが食べたい!
今朝出発して、シティに戻り、明日ハワイへ帰るつもり。いつものように、予測不能。明日帰るかもしれないし、明後日かもしれない。まっすぐ帰るかもしれないし、また日本に行くかも。なるようになる。流れに身を任せよう。
とりあえず15匹、全部で200ポンドのツナをスピアした!!!! WAIT! それは、ここにいる間、ずっと夢に思ってたこと。実際は全然違った。ここには世界中から集まったワールドクラスのダイバーが16人。ロシア、キューバ、フロリダ、メキシコ、バハマなど色々。ここが初めての人も、レギュラーの人もいた。最終的には7匹のツナを引き上げた。全員が、史上最悪のダイビングコンディションだって言ってた。
もし目の前をツナが泳いでいたら、最高にツイてる。水中は暗闇の世界で、何も見えなかった。ツナすら見つけられなかった人もいたし、ガンをシュートすることすら出来なかった人もいた。がっかりする人、そうじゃない人もいた。僕は、ツナが一匹もキャッチできない結果でもスーパーハッピーだよ。来る前は、エキサイトしすぎてたし、心配したり自信過剰だった。今は、初心者のスピアフィッシャーマンみたいな感じでここを出発する。今回のトリップは、自分が思ってる以上に、海は予測不能だと改めて気づかされた。サーフトリップに行っても、いい波に乗れないようなものだ。日本語で言えば、”ショウガナイ”。悲しくも、ムカついても、がっかりもしてない。ビッグツナを追い求め続けようとエキサイトしてるし、いつもみたいに、決して諦めないだろう。でもまずは、今年中に30匹のツナをスピアしよう。”夢のなかでね”。haha.
でもさ、たくさんの経験や、多くの新しい友達は夢じゃない。お金やツナには替えられないものだよ。世界を旅するのは、僕のドリームライフ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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