HOPE

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こんばんは。いろんな感情が混じった旅から帰ってきた。旅は楽しいけど自分の大好きな国で何か起きたらつらい。僕がどんな気持だったか誰もわかってもらえないだろう。無力感?罪の意識?孤独感?悲しみ?全部だ。パラオでニュースを見ててつらかった。日本の家族と友達の事が頭から離れなかった。みんな大丈夫?みんなどこ?メールもチェックできなくて日本に電話しても繋がらない。パラオの遅いインターネットコネクションでは何もできない。まだ言葉にならないしパラオに住んでる日本人も同様だった。エミちゃんは僕らのドライバーで夜に僕らがボートから帰ってきたら彼女は落ち込んでいるのがわかった。彼女は茨城から。かわいそうだった。そして僕らのコンドミニアムの近所の日本人も同じだった。無表情でCNNを見ていた。遠くにいて悲しく寂しいだろう。この旅で僕と一緒だった人達に申し訳なかった。僕は心ここにあらずの状態だったから。魚、波、体験はもう関係なくなっていた。まるで僕の家が流されてしまったような気分だった。

今こうしてインターネットがありずっと来週まで答えを探そうとするだろう。今のところ僕の知り合いはみんな大丈夫そうだけど心の準備も必要だと思う。メールやテキストメッセージをくれたみんなありがとう。今チェックできてみんなの愛を感じたよ。僕らができることは希望を持つこと。これ以上悪くならないように、そして早く復旧できるように。
日本の友達へメッセージ。”上を向いて前向きに考えよう。ベストを尽くそう!諦めないで!僕はみんなの為にできる事があったら何でもするよ。だから何でもできることがあったら言って欲しい。僕の心は美しい国日本と共に!”

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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