午前12:32、僕は小さな丘の上に座っていた。そこから
は3週間前に全て流された町が見える。夜は丘の下に
いて、大きなmatsonのコンテナがおもちゃみたいに海岸
に散らばっているのを見ていた。サイレンが大音量で
鳴り、全員高台へ避難するよう言った。そこに登った
たくさんの人は混乱していたようだ。僕は、既に小さ
な津波が到達したと聞いた。高台を降りる準備はでき
てるって? まさか。3週間前のダメージをこの目で見
ていなければね。
僕にとっては奇妙だ。大きな地震だったけど、怖くな
かった。全てが夢だと思っていたからかも知れない。
そしてそれはまだ続いてる。サイレンが暗闇の中、ま
だ鳴っている。明日の朝は早起きして、最後の津波に
よってひどいダメージを受けた石巻市にいる人たちを
助けに行く予定だ。予定は変更する? 分からない。
僕次第だったら、行くだろう。覚えていて、そこには
まだ、復興しようとしている人たちがいる事を。
疲れているのに目が冴えている。怖いけど、行動する
準備はできてる。ハワイに帰りたいけど、それは選択
肢にはない。僕はミッションのためにここにいて、や
り遂げるまではここを去りたくない。
今晩はこの丘の上で寝るつもりだよ。good night…