ハワイでの最終日、日本へのフライトに乗る前に一つ
だけ波に乗ろうと、ボウルズで入った。しばらく海に
は入れないと思っていた。実際、それは僕にとって初
めて長く海に入らないことになるだろうと思ってい
た。とにかくパドルして波をつかまえたかった。ビー
チに着いた時、ローカルのサーファー友達に会ったの
で、“調子はどう?”と聞いた。友達は、“ああ、波
は小さくてジャンクなコンディション。来なければ良
かったよ” 僕は彼を見て、むかついた。こんな時に
そんなことを僕に言うなんて最悪だった。僕は後ろを
向いて何も言わずに立ち去った。今までこんなつまら
ないことはなかった。僕が言いたかった事は、“hey,
海にもっと感謝しなきゃ。波について文句は言っては
いけない。サーフィンは楽しいものなんだ。君は海に
入ったらただ楽しむべきだ。今、日本には、小さくて
ジャンクな時にもサーフィンしている人たちがいる。
僕も含めて” 海に入らないでまだたった5日だけど、
次にサーフィン出来る日が待ち遠しいよ…
この写真は2日前の石巻の波。安全って? いつ海に戻
る事が出来るかは、僕も分からないし、誰も知らな
い。そんなの悲し過ぎるよ… でもこないだ、海岸を
散歩していたら、よみがえさせられた。それは、もう
一度僕らがここでサーフィンする日が来ると、僕に気
づかせてくれた。そしてその日が来た時は、僕もそこ
の一員になりたいと思ってる。